お中元の季節 メッセージやお礼状の書き方は? 感謝の気持ちを込めて書く 贈る時も、贈られた時も 絵葉書なども活用して

 本格的な夏になり、お中元の季節がやってきました。日頃、お世話になった人々に、メッセージを添えて、お中元の品を贈りたいものです。また、お中元を受け取った時は、感謝の気持ちを込めて、お礼状を書きたいものです。絵葉書や、和風の便箋などを利用して、メッセージやお礼状を書くのも印象度がアップします。

 メッセージやお礼状の書き方

 メッセージやお礼状の書き方としては、一般的な時候の挨拶から書きます。上司や同僚、友人、後輩など相手によって、多少表現は異なりますが、押さえるべき基本事項は同じです。

 例 暑中お見舞い申し上げます。

 例 拝啓 盛夏の候、ますますご健勝のこととお慶び申しあげます。

 上司や先輩などの場合は別ですが、あまり、硬い表現にならないのがいいと思います。

 次に、相手を想う気持ちです。思い出を加えてもいいでしょう。

 例 ご無沙汰していますが、いかがお過ごしでしょうか。
 
 例 相変わらずお元気でご活躍のことと思います。

 例 いつもお世話になってありがとうございます。一緒に仕事をしたことを懐かしく思い出します。

 そして、お中元について、相手の立場を思いながら書きます。

 例 お中元として、心ばかりの品を送りました。ご賞味ください。

 例 美味しい酒のつまみを見つけました。ご家族でお食べください。会話が弾んだら、うれしいです。

 例 (お中元をいただいた時)懐かしい日本の味ですね。みんなでいただきます。

 そして、最後に、相手への温かいメーセージです。

 例 暑い折、くれぐれもご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。

 例 貴社のますますのご発展を心から、お祈り申し上げます。

 絵葉書や和風の便箋を活用

 いまや、メール全盛時代です。日頃から、メールで文書を交わすことも多いと思いますので、メッセージやお礼状の基本を押さえたうえで、お互いに共通する思い出や経験、うれしかったことなどをどんどん書いていけばいいでしょう。楽しさが再現されます。温かみを表現したメッセージやお礼状にするのがいいと思います。

 少しでも、温かみが増すように、私は、絵葉書や和風の便箋を活用して、メッセージやお礼状を書くことにしています。海外に住む日本人だったら、浮世絵や、富士山、スカイツリーなどの写真が写った絵葉書にメッセージを書いて送ります。外国人の場合、お中元という習慣はありませんが、浮世絵などの絵葉書はメッセージカードとして特に、喜ばれます。

 今は、パリなどの古本屋で購入した古い絵葉書=写真=を友人らに送ることも多くなっています。

 草花や野山の風景などが書かれた和風の便箋もいいものです。受け取っただけで、うれしくなります。愛用の万年筆で1字1字、書いていきます。

 絵葉書や和風の便箋にメッセージを書いて、お中元の品に添える。あるいは、お中元の品をいただいた時は、感謝の気持ちを伝える。暖かい気持ちになります。

スポンサードリンク