日本橋兜町を歩く 銀行、郵便、証券取引の発祥の地だったことを知り、商業・金融街を改めて実感

 東京・日本橋から日本橋川を南下し、日本橋兜町に行きました。東京証券取引所があり、証券の街であることは知っていましたが、銀行や郵便の発祥の地でもあることも知り、兜町が商業・金融の街として発展してきた歴史を実感しました。

 兜町地区に入ると、一枚の地図が目に入ってきました。

 「兜町歴史地図」です。

 この地図を見るだけで、兜町の歴史が理解できます。郵便、銀行、証券取引、それぞれの発祥の地が地図に示され、当時の建物が写真で紹介されています。

 江戸時代は大名屋敷が立ち並んでいましたが、明治に入ると、渋沢栄一らによって、1871年に郵便役所、1873年に第一国立銀行本店(みずほ銀行の前身)、そして、1878年には、東京株式取引所(東京証券取引所の前身)が設立されました。

 兜町という名前は、平安時代の武将、平将門の兜を埋めて塚にしたことに由来するそうですが、その兜町を歩くと、証券会社や銀行の支店が立ち並び、ロンドンのシティーやニューヨークのウォール街と並ぶ商業・金融街であることが感じられます。

 兜町を訪れたのは週末でしたので、今度はウイークデーに行って、商業・金融街で働く人々の息吹を学び取りたいと思います。