胃カメラ検査を体験 鼻から内視鏡で 前の日の食事は? 麻酔、生検など当日の検査手順、時間は?

 健康診断で、バリウムを飲んで胃をレントゲン撮影したところ、胃体部(中心部)の粘膜不整が見られ、鼻からの胃カメラ検査を勧められました。胃カメラ検査は初めてで、痛さはあるのか、苦しくないのか、さらに、麻酔は効くのかなどわからないことが多々ありました。

 検査の前の日の食事はどうしたらいいでしょうか。また、麻酔、生検など当日の検査の手順、時間はどうなのかを調べてみました。実際、検査を受けてみると、注意しておくといい点がいくつかあることがわかりました。

 事前に注意点を知っておけば、不安も解消できるでしょう(イラストは、「いらすとや」のものです)。

 ◇鼻からの胃カメラ検査とは

 経鼻内視鏡検査とも言われます。鼻から内視鏡を胃の中に入れて、先端の超小型カメラで胃の様子をモニター画面に映し出して観察するものです。

 胃のほか、食道、十二指腸の粘膜も観察でき、炎症や潰瘍、ポリープ、ガンを発見することができます。

 胃カメラには、口から内視鏡を入れる方法もありますが、鼻からの方が痛みも少ないことから、経鼻内視鏡検査を勧められました。鼻からのほうが受けやすいというのが、第1の注意点になります。

 ◇ガンの可能性は?

 胃体部粘膜不整という聞きなれない症状に接すると、ガンの可能性はどのくらいあるのか不安になりますが、検査を前に、内科医に聞いたところ、50人に1人がガンと診断されるということでした。

 この割合が高いか、低いかは個人によって判断が分かれると思いますが、この比率を頭に入れておくといいでしょう。第2の注意点です。

 バリウムによる胃レントゲン撮影では、不鮮明な部分もあり、すぐにガンを疑い、不安にならないようにしたほうがいい、と別の内科医も言っていました。

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 ◇検の前の日の食事は?

 午後9時までに夕食を取るよう指導する病院・クリニックが多くなっています。食べ物は、消化のいいもので、脂の多い食べ物は避けるようにアドバイスされます。検査当日の朝食は摂らず、水やお茶のみが許されるようになっています。

 私が検査を受けたクリニックでは、検査時間の12時間前までの食事はOKということでした。検査開始時間は午前11時でしたので、前日午後11時までは食事を摂ることが可能でした。検査時間が午後の場合は、前日午後9時までですと時間があいてしまいますので、検査時間の12時間前のほうが合理的かなあ、と思いました。

 検査時間の2時間前からは、水分も口を湿らす程度にするようアドバイスされました。

 前の日の食事はいつまでか、どんな内容が適当か、これらを知っておくことが第3の注意点になります。

 ◇検査当日、検査場所に到着したら

 事前にもらった承諾書をよく読み、サインすることになります。主な内容は以下の通りです。

 ・鼻腔が狭い場合は、経口内視鏡に変更することがある。
 ・のどの麻酔薬でアレルギー、中毒などの副作用がある。薬剤アレルギーがある場合は申し出を。
 ・苦痛を緩和するため鎮静剤を静脈注射する場合がある。
 ・生検を行った場合は、激しい運動、飲酒は避ける。
 ・検査後、痛みが続く場合は、病院・クリニックに連絡する。

 これらを覚えておくことで、どんな検査・処置が行われるかわかり、あわてないですむようになります。第4の注意点です。

 ◇当日の検査手順、時間は?

 どんな手順で検査が進むかを知っておくのも同じです。第5の注意点です。

 まず、看護師がチューブを右の鼻、あるいは、左の鼻に入れるか鼻腔の広さを測定してくれます。より広い鼻腔のほうがスムーズに検査が進みます。

 次に、鼻腔を広げ、出血を予防する薬をスプレーしてくれます。そして、胃の中の泡や粘液を取り除く薬を飲みます。私は、小さな紙コップに入っていた薬を飲みましたが、やや苦く、決して、美味しいものではありませんでした。

 これらの準備が終わったら、鼻腔に麻酔薬を注入されます。しばらく、注射器のようなものを鼻に挿したままでしたが、看護師さんからは、「のどに麻酔薬が入ってきたら、飲んでください」と言われました。

 最後に、鼻から内視鏡を通しました。私は、痛さは感じませんでしたが、内視鏡が食道や胃などを通る時、違和感があり、早く終わらないかなあ、と思いました。

 ◇生検は?

 幸い、ポリープもガン組織もありませんでしたが、ピロリ菌の有無を調べるため、組織の一部を取る生検を行いました。時間にして、約10分間でした。検査後、別室で、検査を担当した医師が画像を見ながら、検査結果を説明してくれました。

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 ◇検査後

 検査後も、注意が必要です。検査で使用した薬剤で、副作用が出る恐れがあるからです。第6の注意点です。

 消泡剤には副作用はありませんが、鼻腔拡張・出血予防に使用した薬剤のプリビナには、血圧が上昇する副作用が出る場合があります。また、麻酔薬キシロカインには、めまい、吐き気を催す副作用があります。

 検査が終わったら、これらの副作用がないか慎重に見極めることが大切です。また、鼻やのどのしびれ、違和感は検査後1時間くらいでなくなります。

 鎮静剤を使用した場合は、ふらつきや眠気、目の焦点が合わない症状が出ることがあります。車やバイク、自転車等は1日間程度、しないことが必要です。

 生検を行った場合は、激しい運動、飲酒を避けることが大切になってきます。

 麻酔は検査後1時間くらい効いているため、食事はしないことも求められます。無理して食べると、麻酔の影響で、食べ物が気管支に入り、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまう危険があります。水を一口、飲んで、むせないことを確認してから、食べ始めるといいでしょう。消化のいいものを選び、刺激物は避けることが大切です。

 ◇まとめ

 スクリーンで胃などの画像を見ていると、暴飲暴食をしてはいけないなあ、と思えてきます。検査はもちろん役立ちますが、日頃から、健康に留意することも大切であることを痛感しました。

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