火祭りを一度見たら、迫力満点の光景を長く、記憶に刻んでおきたいと思う人々も多いでしょう。「那智の火祭り」の通称で知られている熊野那智大社の例大祭「那智の扇祭り」もそんな火祭りのひとつです。
那智の火祭り(扇祭り)2023年の日程や場所はどうなっているでしょうか。また、歴史や由来はどうでしょうか。那智の火祭り(扇祭り)についてまとめました。
那智の火祭り(扇祭り)2023年の日程や場所は?
那智の火祭り(扇祭り)は毎年7月14日に行われており、
2023年7月14日(金)午前9時から
熊野那智大社
和歌山県那智勝浦町
で行われます。
那智の火祭り(扇祭り)の歴史や由来は?
熊野那智大社の神々はもともと、那智の滝の前にある飛瀧神社(那智の滝)に祀られていました。これらの神々が1年に一度、この飛滝神社に里帰りし、神の威光を新たにするのが火祭り(扇祭り)の神事です。
2015年(平成27年)には、「那智の扇祭り」として、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
日本の祭り(週刊朝日百科) 那智の火祭り天神祭 河内祭 (関西・・1)
那智の火祭り(扇祭り)2023年の見どころ
「ハリヤー、ハリヤー」
熊野那智大社から、飛瀧神社(那智の滝)に向かう参道には、白装束姿の男たちのかけ声が響きます。男たちは、重さ約50キロのたいまつ12本を担ぎ、参道の石段を清めて歩きます。これに、12体の熊野の神々が宿った12基の扇神輿が続きます。
見どころは何といっても、この「御火行事」です。荘厳な神事を目にすることができ、印象に残ります。
御火行事は14時から行われます。
那智の火祭り(扇祭り)の2023年の式次第
熊野那智大社のホームページによると、扇祭り(火祭り)の主な式次第は以下のようになっています。
10時 御本社大前の儀
11時 大和舞(稚児舞)
11時30分 那智の田楽
12時15分 御田植式
13時30分 伏拝扇立神事
14時 御火行事
「那智の火祭り」と呼ばれる所以となる行事
14時20分 御瀧本大前の儀
14時50分 御田刈式・那瀑舞
15時30分 扇神輿遷御祭
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熊野那智神社の歴史
那智山では、日本の初代天皇である神武天皇の頃、那智の滝を大国主命の御霊代として祀る信仰が始まりました。そして、今から約1700年前、那智山の中腹に、那智の滝の神々をお遷しして、熊野那智大社ができました。
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熊野那智神社へのアクセス
JR紀勢本線・紀伊勝浦駅下車
同駅から熊野交通バスで那智山バス停へ 乗車時間は約30分です。
まとめ
那智の火祭り(扇祭り)は新型コロナウィルス感染防止のため、2020年、2021年は関係者のみで行われ、一般の参観はできませんでしたが、2022年は従来の形で行われました。2023年も2022年と同様、那智の火祭り(扇祭り)を見ることができます。
熊野古道や熊野三山などの世界遺産も近くにあります。那智の火祭りを機に、足をのばしても楽しいでしょう。
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