明治神宮秋の大祭2021 流鏑馬や能、狂言などのイベントは? 散策の楽しみ方、参拝方法も紹介

 明治神宮秋の大祭が2021年も、東京・渋谷の明治神宮で開かれます。毎年、流鏑馬をはじめ、能や狂言、舞楽、邦楽、弓道、合気道などの日本の伝統文化を満喫することができて人気ですが、2021年は新型コロナウィルス感染防止のため、これらのイベントは一般公開されません。2020年に続いて2年連続です。

 明治神宮の森の散策の楽しみ方、参拝方法と合わせて、明治神宮の魅力に迫ります。残念ながら、イベントは今年、一般公開されませんが、充実した秋の1日を明治神宮で過ごしてはいかがでしょうか。

明治神宮秋の大祭2021の日時・場所

 明治神宮秋の大祭2021の日時・場所は以下の通りです。

 日程は、2021年11月1日(月)から3日(水、文化の日で祝日)までです。

 場所は、明治神宮で、住所は、東京都渋谷区代々木神園町1-1です。
 明治神宮は大正9年11月1日に創建されました。明治天皇と、昭憲皇太后が祀られています。
 
 11月1日が「鎮座記念祭」で、11月3日は、明治天皇の誕生日(旧暦の9月22日)を祝う大祭が行われます。今年で169回目となります。約70万平方メートルの明治神宮には、全国から集まられた多くの木が集められており、その境内で、日本の伝統文化が奉納されます。

 もともと、この土地は江戸時代初期から、加藤家、井伊家の下屋敷でしたが、明治初年、井伊家から政府に献上されました。面積は約70万平方メートルで、園内には、隔雲亭や御釣台、四阿南池、菖蒲田、清正井などがあります。

「明治神宮の森」の秘密(小学館文庫)

明治神宮秋の大祭のイベント

 伝統文化の奉納は行われますが、コロナの影響で、2021年は一般公開されません。例年、行われている伝統文化のイベントを紹介しましょう。2022年こそ、コロナ終息を経て、伝統文化の奉納も見たいものです。

流鏑馬

 流鏑馬は、疾走する馬上から、的にめがけて鏑矢(かぶらや)を射る日本伝統の儀式です。始まったのは平安時代と言われ、鎌倉時代に、幕府の行事で盛んに行われるようになったことから、武士が武芸の腕を競うものになりました。

 秋の大祭で毎年、流鏑馬を行っているのは、鎌倉時代からの伝統を守る大日本弓馬会のメンバーです。鎧、兜、刀などを身に付けた武士の恰好で馬を疾走させ、的に鏑矢を放ちます。そのスピードの中で、的を射抜く技が例年、見学客を驚かせています。

舞楽や能、狂言など

 能や狂言、三曲、舞楽、邦楽が例年、それぞれ神前舞台で行われています。

 全国弓道大会や古武道大会、合気道演武、 百々手式なども西参道芝地や宝物殿東芝地などで行われています。境内では、菊花展が開かれるほか、全国の物産物、銘菓、銘酒、生花が奉納されています。

 伝統文化は読書などを通じて、知識としては知っていますが、実際に見る機会はなかなかないものです。も2022年こそ、ぜひ、この大祭を機会に、五感を通して、体感したいものです。

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明治神宮の森の散策の楽しみ方

 この秋の大祭を機会に、明治神宮の中をゆったり散策するのも楽しいでしょう。秋の大祭のイベントを見ることができるかわかりませんが、明治神宮の魅力を満喫しましょう。散策の楽しい方をお伝えします。

 何といっても、緑豊かな森が初詣で人気NO1の魅力でしょう。

 大鳥居から一歩足を踏み入れると、次々と現れる大木に圧倒されます。シイ、カシ、クスなど常緑広葉樹の約10万本(234種類)が大空に向けて、くっきりと伸びています。木の幹もどっしりし、10メートルの高さを超す木々も多くあります。

 深呼吸するだけで、木々、そして、自然の神々しさを感じ取ることができます。神秘的でさえあります。

 この森は一人の偉人の功績で出来上がったものです。日本の林学の父とも言われる本多静六博士(1866-1952年)が常緑広葉樹を多く植えることで、100年後も生き残る森を提唱し、造りあげられました。

 常緑広葉樹なら、自然に落下する種子によって、次の木が育つからです。人為的な手入れではなく、自然の力を生かした森造りとも言えるでしょう。

 これから紅葉の季節を迎えますが、明治神宮の森ではあまり、紅葉を見ることはできません。残念ですが、それ以上に、大木の緑は迫力でいっぱいです。空気も澄んでいて、美味しく感じられます。

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大鳥居

 大鳥居も魅力の一つでしょう。南参道(JR原宿駅から)、北参道(JR代々木駅から)を歩いて、御苑入口へと向かう途中にある大鳥居は、説明によると、日本で最も大きい木造の「明神鳥居」で、大正9年に創建され、昭和50年に建て替えられたと言います。

 原木は、樹齢1500年以上の台湾産扁柏(ヒノキ)で、高さが12メートル、柱の径1.2メートルです。柱と柱の間は9.1メートルです。
 
 神が宿ったようです。参道は、中央が砂利、道の両側が舗装されています。参道の中央は神様の通り道なので、参拝の際には、中央を避け、道の両側を歩くのがいいそうです。

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清酒菰樽(こもたる)と葡萄酒樽

 南参道を歩くと、「奉献 清酒菰樽」も目を引きます。明治天皇は我が国の産業奨励、技術の振興に力を尽くされたといい、これらの清酒菰樽は、全国の酒造会社から奉納されたものです。どの菰樽を見ても、歴史と伝統のあるものばかりです。名酒がずらりと並んでいます。

 また、参道の反対側には、葡萄酒樽が奉献されています。「和魂洋才」を旨に、断髪、洋装、洋食など西欧文化を積極的に取り入れた明治天皇に対して、ワインの名産地フランス・ブルゴーニュ地方のシャトー(ワイン醸造場)から奉献されたものです。こちらも、見ているだけで、楽しくなります。

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清酒菰樽
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葡萄酒樽

菊花展

 秋のシーズンを彩るものでしょう。大鳥居から御社殿へと向かう参道では、各地の菊花会や高校から出品された菊の鉢植えなどが参拝者を楽しませてくれます。白、ピンク、黄色、赤などの菊がとても美しく飾られます。秋を感じさせてくれます。11月23日には、秋の収穫に感謝する「新嘗祭」も行われます。

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祈願すること

 明治神宮ではさまざまな願い事をお祈りすることができます。祈願の内容は以下のように幅広くなっています。

 ・家内安全
 ・国家安泰
 ・世界平和
 ・開運招福全般
 ・厄除け
 ・安産
 ・学業成就、合格成就
 ・縁結び
 ・社運隆昌
 ・縁結び
 ・商売繁盛
 ・病気治癒
 
 ぜひ、秋の大祭の際に、祈願するといいでしょう。

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参拝の方法

 参拝の方法も大切にしたいものです。こんな作法を覚えていくといいでしょう。
 
 ・最初の「一の鳥居」をくぐる時、軽くお辞儀をします。帽子を被っている場合は、脱帽します。
 ・参道の中央は歩かず、左右どちらかを歩きます。
 ・大鳥居、拝殿前の鳥居でも、一礼します。
 ・手水舎(てみずや)では、柄杓を持って水を汲み、左手、右手の順(利き手が左の場合は、右、左の順)に洗います。
 ・神前では、二拝二拍手一拝をします。

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おみくじ

 明治神宮では、他の神社のように、吉凶がないのが特長です。その代わりになるのが、「御製(ぎょせい)」「御歌(みうた」です。御製は、明治天皇が作られた和歌や詩文、御歌は昭憲皇太后や皇太子らが詠まれた和歌です。15首ずつが「大御心(おおみころ)」として出されています。和歌がおみくじとなるのは、また、風流なものになります。

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神前結婚式も行われます。

明治神宮へのアクセス

  アクセスはいいでしょう。明治神宮までの距離は以下のようになっています。

 ・JR原宿駅、東京メトロ明治神宮前駅から、南参道口へ(約700メートル)。
 ・JR代々木駅、都営地下鉄代々木駅から、北参道口へ(約900メートル)。
 ・小田急電鉄参宮橋駅から、西参道口へ(約800メートル)。

まとめ

 流鏑馬や能、狂言などのイベントを目にする機会はそう多くありません。コロナが収束したら、明治神宮秋の大祭で、見たいものです。

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