レバレッジ・リーディングとは、どんな方法の読書術? おすすめのメモのメリットは?

 ビジネス書というと時代の先端を行く本で内容がすぐに古くなってしまうというイメージがありますが、ビジネス書にも名著があります。手元に置いて何度も繰り返して読む本です。「レバレッジ・リーディング」(本田直之著)もそんなビジネス名著の筆頭と言える本でしょう。

 「レバレッジ・リーディング」とは、どんな方法の読書術でしょうか。また、本田直之さんがおすすめの「レバレッジ・メモ」のメリットはどのようなものでしょうか。レバレッジ・リーディングについてまとめました。

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディングとは、どんな方法の読書術?

レバレッジ・リーディングは、「多読=投資」というメッセージ

 「多読=投資」というメッセージが、読書術の大きな柱となっています。

 今でも、新しい発想と言えるでしょう。ビジネス書は一冊平均1500円程度ですが、重要な個所を書き留め、実行に移せば、「10倍、いや100倍の利益が返ってくる」と、本田さんは書いています。

 この数字は、「私自身や周囲の成功者の実績から弾き出した数字」なのだそうです。

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レバレッジ・リーディング(読書)で、不労所得、自己資産を築く

 本田さんは、本を読むことは、「不労所得」「自己資産」を築くことであると指摘しています。「自己資産」を働かせることで、「少ない労力で大きなリターンを得ることが出来るようになる」のだそうです。「累積効果」ともしてます。

 「わたしに支点を与えよ。そうすれば地球を動かしてみよう」。

 古代ギリシャの数学者アルキメデスの言葉を本田さんは紹介しています。自分の「やる気」に、多読で得た成功者の知恵や経験というレバレッジをかければ、何百倍もの効果が得られることを説いています。

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レバレッジ・メモというメリット

 この本は、読み方だけにとどまりません。読みっぱなしにせず、「レバレッジ・メモ」を作ることを本田直之さんは強調しています。

 読んで重要な部分に線を引く
     ↓
 思いついたことをページの余白に書く
     ↓
 重要なページは角を内側に折る
     ↓
 「使い倒した」本が数冊たまったら、線を引いたところだけを自分なりに編集して、レバレッジ・メモを作る

 というのがレバレッジ・リーディングの手順なのだそうです。

 パソコンにこのメモを入力したら、印刷して何度も読み返します。最初は1冊の本について1つのメモを作るそうですが、このメモが蓄積されてきたら、今度は、「経営」「営業」「企業」「アイディア」などテーマ別に、再編集してメモを作るそうです。

 「読んだままで終わらせるな」と書かれたレバレッジ・メモに関する第4章を読むと、線を引くなど上記の手順が大切なことがわかります。私もたくさんのポストイットを貼り付けました。この再編集という作業は、成功者のノウハウをまとめ、自分の血肉にしていくものとなります。

 何か本を書こうとする場合には、このレバレッジ・メモが本の材料集になります。本田さんが、視点のユニークな本をたくさん書いている理由がわかった気がしました。

レバレッジ・リーディング
レバレッジ・リーディング 100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ [ 本田直之 ]

まとめ

 読むたびに、新しい発見が得られます。この本はまさしく名著と言えるでしょう。また、自分なりに、レバレッジ・メモを作り続ければ、役に立つアイディアを得ることができるようにもなります。ぜひとも実践したい読書術です。

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