煤(すす)払いの意味や由来とは? 煤払いの日はいつで、道具はどうする?

 年末になると、日本各地で、煤(すす)払いが行われます。煤(すす)払いの意味や由来とは、どうなっているのでしょうか。また、煤(すす)払いの日はいつで、道具はどうするのでしょうか。煤(すす)払いについてまとめました。

煤(すす)払いの意味や由来とは?

煤(すす)払いの意味とは?

 煤(すす)払いの意味について、国語辞典で調べてみましょう。

 「おもに年末に一度行う大そうじ。ふだんそうじしない天井や家具のうしろまで徹底的にするのがならわし」(例解新国語辞典)

 「家の中のすすやほこりを払ってきれいにすること。特に、年末、正月の準備として大掃除すること」(明鏡国語辞典)

 「ふだんは手の届かないような天井のすす、床下のごみまで取り払って、家の中をすっかり清める大掃除。多くは年末に行う」(岩波国語辞典)

 煤(すす)払いの意味が、正月を前に行う大掃除であることがわかります。年末になると、神社や寺院などで行う煤(すす)払いのニュースが報道されます。こんなニュースに接すると、年末、そして、正月が近づいてきたことが実感できます。すっかり、冬の風物詩になっています。

 煤(すす)払いは、煤掃き、煤納めとも言われます。

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煤(すす)払いの由来とは?

 煤(すす)払いの由来は、平安時代の宮中行事にあります。年末に、掃除をして、厄も払いました。そして、神様を迎えました。

 室町時代になると、神社寺院で年末、仏像などに積もったほこりを払うようになりました。

 さらに、江戸時代になると、正月を迎えるための掃除として、庶民に広がりました。こうして見て来ると、煤(すす)払いが時代の変遷とともに広がってきたことがわかります。

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煤(すす)払いの日はいつで、道具はどうする?

煤(すす)払いの日はいつ?

 煤(すす)払いの日は、12月13日です。江戸時代、江戸城の煤(すす)払いがこの日に行われていたためで、庶民も12月13日に、煤(すす)払いをするのが慣習となっていました。

 現在、煤(すす)払いは年末の一度だけという形になっていますが、江戸時代は、12月13日から、煤(すす)払いを始め、年末まで、ずっと煤(すす)払いをしていました。清めて、厄を払って、新年に神様を迎えるという意識が強くありました。

煤(すす)払いの道具はどうする?

 煤(すす)払いの道具としては、神社や寺院では、笹竹の先に藁や葉をつけた道具を使うことが多くなっています。仏像や本堂が高いからです。テレビなどでよく目にする光景でしょう。

 ただ、家庭や会社などでは、ほうきやはたき、モップを使う使うのが一般的です。国語辞典の説明にもあるように、日頃、手の届きにくい天井や壁、家具の上などの煤(すす)を払います。上から下へと煤(すす)払いをするのが原則です。最後に、床を掃除して仕上がりです。

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まとめ

 坐禅が「静の修行」だとすれば、掃除は「動の修行」――。禅寺住職の枡野俊明さんは、こう語っています。こんな気持ちで、年末、煤(すす)払いをしてみたら、気持ちよく、いい新年を迎えることができるでしょう。

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