
東京都心は12月15日朝、グーンと冷え込み、気温が2.6度まで下がって「初霜」が観測されました。この冬一番の寒さでした。これからも寒い日々が続き、冬日、真冬日という気象用語を耳にすることも多くなりそうです。冬日、真冬日とはどんな日を指すのでしょうか。その違いを含めて調べてみました。東京都心で近く今シーズン初の冬日観測も近くありそうです。
冬日、真冬日とは?
気象庁のホームページによると、冬日、真冬日は以下のようになっています。
冬日 日最低気温が0度未満の日
真冬日 日最高気温が0度未満の日
0度がひとつのポイントです。
冬日は、1日24時間(0時から24時までの間)、最低気温が0度未満の日を指します。
これに対して、真冬日は1日24時間(0時から24時までの間)、0度に達しませんから、とても寒い1日になります。
冬日、真冬日の発生のシステムは?
晩秋から初冬にかけて、東高西低の冬型の気圧配置になり、冬が到来します。冬将軍とも呼ばれるシベリア寒気団が、シベリアから日本列島に南下してきます。グングン「進軍」して来る感じです。本格的な冬を迎えると、冬日も真冬日も増えてきます。
冬将軍の到来で、冷たく乾燥した北西風が吹き、気温が全国で下がります。日本海側や北海道では大雪になることも多く、太平洋側は寒くて乾燥した風が吹きます。
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全国の冬日、真冬日
気象庁によると、冬日は北海道で多くなっています。1981年から2010年の記録によると、東京6日、大阪7日、福岡4日、京都23などとなっていますが、温暖化の影響で、冬日の数が減少する傾向になっています。
また、真冬日は圧倒的に北海道で記録する例が多くなっています。次に多いのが長野、岐阜などの内陸部です。1981年から2010年の記録によると、東京、大阪、福岡、京都、名古屋では真冬日はありません。
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東京での真冬日
気象庁によると、東京では、1967年2月12日、0.2度の真冬日を記録して以来、真冬日はありません。過去、真冬日を記録したのは、1967年以外、以下の通りです。
1876年1月27日 ー0.3度
1895年2月21日 ー0.1度
1900年1月26日 -1.0度
東京都心で近く今シーズン初の冬日観測もありそう
東京都心では、近く今シーズン初の冬日観測もありそうです。2020年は12月17日午前4時30分前、-0.1度まで下がり、初の冬日となりました。
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まとめ
これから寒い日々が続きます。寒さ対策を万全にして快適に過ごしましょう。
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