住吉祭2023年の日程や歴史、見どころは? 神輿渡御はどうなる?

 愛染祭、天神祭と並んで、大阪三大夏祭として人気のある住吉祭が2023年も行われます。住吉大社のお祭りで、「すみよっさん」の愛称で親しまれています。

 住吉祭の2023年の日程や歴史、見どころはどうなっているのでしょうか。また、迫力満点の神輿渡御はどうなるでしょうか。住吉祭についてまとめました。

住吉祭2023年の日程や由来、見どころは?

住吉祭の日程、場所

 住吉祭は毎年、

 7月30日
 7月31日
 8月 1日

 の3日間、

 住吉大社(大阪市住吉区住吉2-9-89)

 で行われています。

 2023年は、

 7月30日が日曜日
 7月31日が月曜日
 8月 1日が火曜日

 となります。

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住吉大社とは

 住吉大社の神さまは、「海の神」です。具体的には、

 底筒之男命(そこつつのおのみこと)
 中筒之男命(なかつつのおのみこと)
 上筒之男命(うわつつのおのみこと)

 です。

 海の中から現れたとされ、神攻皇后摂政11年(西暦211年)に、鎮斎したと言われています。遣唐使をはじめ、海の交易に携わった人々を太古から守ってきたという古い歴史と伝統があります。

 全国約2300社の住吉神社の総本社となっています。

 伊勢の神宮と同様、20年ごとに社殿を造り替えて、神様を新宮に遷す式年遷宮が行われてきました。戦国乱世の時代には中断もありましたが、平成23年の御鎮座1800年記念大祭に合わせて、社殿の塗り替えなど建造物を修繕した49回目の式年遷宮が行われました。

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住吉祭の歴史は?

 住吉祭は、大阪の夏祭りの最後を飾ります。奈良時代から脈々と続く歴史があり、大阪中をお祓いする「清め」のお祭りです。

 毎年約30万人の人々が訪れます。

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住吉祭のスケジュール

 住吉祭のスケジュールは以下のようになっています。
 
 7月15日(海の日) 神輿洗神事
 7月30日      宵宮祭
 7月31日      例大祭、夏越祓神事
 8月 1日      神輿渡御 

旅祭写真集・天神祭と住吉大社 TENJIN FESTIVAL AND SUMIYOSHI TAISHA: 旅祭写真集

住吉祭の見どころは?

 スケジュールで見るように、さまざまな神事が行われ、最終日の神輿渡御で最高潮を迎えます。では、主な神事を見ていきましょう。

神輿洗神事

 7月15日(海の日)夕
 住吉公園

 住吉大社の神輿をお清めする神事です。神輿は、住吉大社から住吉公園まで巡行します。神輿は、大阪住吉漁業協同組合がこの日早朝、大阪湾沖合でくみ上げた海水で清められます。神輿は再び、住吉大社に戻ります。

 神輿洗神事は、大阪府指定民俗文化財となっています。

住吉大社 (学生社日本の神社シリーズ) [ 住吉大社 ]

夏越祓神事

 7月31日午後5時から
 住吉大社
 
 夏越女、稚児らが茅の輪をくぐる儀式を行います。五月殿(さつきでん)では大祓い式が行われ、この後、参詣者も3度、茅の輪をくぐります。

 「住吉の夏越の祓いする人は千年(ちとせ)のよはひのぶといふなり」――。 

 参詣者はこんな和歌をくちずさむといいます。厄災や病気にならないように、との願いが込められます。

 日本各地にある神社では、1年前半の最終日となる6月晦日(最終日)に、夏越というお祓いが行われます。茅の輪をくぐります。住吉大社の茅の輪くぐりは6月晦日より少し遅いですが、同じように、お祓いの意味があります。

 1年の後半をよりよく過ごしたいものです。

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茅の輪くぐり(いらすとや)

神輿渡御

 神輿渡御は2022年、中止でしたが、2023年は行われます。

 例年だと、重さ700貫(約2トン)の大神輿が、御旅所である堺の宿院頓宮(しゅくいんとんぐう)まで渡御します。大神輿をはじめ、

 鳳輦
 獅子舞
 子どもたちが曳く船の山車
 
 など

 約1200人が行列します。

 大阪市と堺市を隔てる大和川では、神輿が川の中に入り、渡御します。

住吉大社へのアクセス

 南海鉄道南海本線住吉大社駅から徒歩約3分
 南海高野線住吉東駅から徒歩約3分
 阪堺電気軌道阪堺線住吉鳥居前駅から徒歩約3分

まとめ

 住吉祭は新型コロナウィルス感染防止のため、2021年、2022年と2年連続で神事のみとなっていましたが、2023年は神輿渡御などが行われます。

 住吉祭の大神輿渡御などは熱気いっぱいで、見ているだけで楽しいものです。住吉大社の歴史を学ぶのもいいでしょう。暑い夏を過ごして、残りの1年の無事を祈る――。夏越のいい機会にもなります。

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