暦の八朔の意味や由来は? 八朔の時期は新暦で、いつ? 季節の行事にも注目

 毎年、八朔(はっさく)という時期が巡ってきます。暦の八朔の意味や由来はどうなっているのでしょうか。また、八朔の時期は新暦で、いつでしょうか。八朔の季節の行事も含めて、暦の八朔についてまとめました。

暦の八朔の意味や由来は?

 八朔は、八月朔日の略です。

 八朔は旧暦で、「ついたち」と読み、毎月1日を指します。八朔は旧暦で、8月1日を意味します。

 天正18年(1580年)8月1日、徳川家康が江戸城に入りました。このため、江戸時代、八朔の日は、重要な一日となり、大名や旗本が江戸幕府の繁栄を祝う行事が行われました。

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八朔の時期は新暦で、いつ?

 八朔の時期は新暦で、8月下旬から9月初旬ころになります。

 2023年は9月15日

 が旧暦の八朔にあたります。

 八朔の日は、吉日として、昔から大切にされてきました。

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八朔の季節の行事には、どんなものが?

 八朔の頃になると、田んぼで、稲穂が実り始めます。このため、農家では、初穂やその他の穀物を配り合って新しい作物ができたことを祝うとともに、その年の豊作を祈願しました。

 災害や害虫の発生など予期しない出来事もありましたから、豊作祈願は家族や親戚で行ったものでした。

 「田の実の節句」とも呼ばれていました。

 また、「田の実」が「頼み」となって、家族や親戚で、贈り物をして、ともに助け合っていこうとする行事も行われるようになりました。

 主に、これらの行事は、稲作に携わる農家で行われてきましたが、鎌倉時代後期からは、助け合いの風習が武家社会にも広がりました。

絵でつづる やさしい暮らし歳時記 暦でみる日本のしきたりと年中行事
歳時記の小窓 [ 山内繭彦 ]

まとめ

 八朔というと、柑橘系の果物を思い浮かべる方々も多いでしょう。八朔は、日本古来のみかんですが、八朔の頃に食べられたため、八朔と呼ばれるようになったと言われています。

 暦の八朔に目を転じると、日本では、稲作がさまざまな行事を生んできたこと、そして、八朔が武家社会にも広がってきたことがわかります。八朔の意味に目を向けると、日本文化の一端を学ぶことができます。

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