岳の幟は雨乞いの祭り 読み方や由来、歴史は? 2022年の日程や見どころも含めて

 岳の幟は、雨乞いの祭りです。雨乞いはどんな形で行われていたのか、とても興味深いものです。そんな岳の幟の読み方や由来、歴史はどうなっているのでしょうか。2022年の日程や見どころも含めて、岳の幟についてまとめました。

岳の幟は雨乞いの祭り 読み方や由来、歴史は?

岳の幟の読み方は?

 「岳の幟」は、「たけののぼり」という読み方をします。

 祭りの名前、そして、その読み方から、ユニークな雨乞いの様子が想像できます。

岳の幟の由来、歴史は?

 岳の幟は16世紀初めの室町時代に始まったとされています。

 上田市別所温泉付近は常に水不足が深刻で、干ばつに襲われることも多く、たびたび、不作に悩まされたと言います。このため、農民らが、夫神岳(おがみだけ、標高1250メートル)に登り、雨乞いをしたところ、雨が降り、その結果、作物が育って豊作になったのだそうです。
 
 その後、農民らは、夫神岳の山頂に九頭竜神を祀った祠を建て、毎年、家で織った布を奉納し、雨乞いするようになりました。

 500年以上続く歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

「雨のことば辞典」〈倉嶋厚、原田稔編著)は、「雨乞習俗の研究」(高谷重夫著)を引用・要約して、雨乞いの方法について、大きく分類した5種類を紹介しています。以下のような形です。

 第一類 氏神社境内の雨壺(小池)を清掃し注連縄を張るなどの「祭場・祭具の浄化、祭場標示」
 第二類 雨乞天神の神輿を諸方に渡すなどの「神出御(しゅつぎょ)」
 第三類 滝壺の岩に味噌を塗りつけたり、川に木刀を流すなどの「神饌・幣物」
 第四類 村中が出て氏神にお百度を踏むなどの「神熊」
 第五類 村人全員が集まって踊るなどの「芸能」

 となっています。

 岳の幟は、第二類や第五類でしょうか。「雨乞習俗の研究」はさらに5種類を53項目に分類したうえで、170の事例を紹介しているそうですが、雨乞いひとつ取っても、いろいろな方法があることがわかります。地域に根付いた祭りがたくさんあることがわかります。

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岳の幟2022年の日程や見どころは?

 岳の幟は、新型コロナウィルス感染防止のため、2020年、2021年お2年連続で中止となりましたが、2022年は規模を縮小して行われます。

岳の幟2019年の日程や場所

 毎年7月15日に近い日曜日に行われており、2022年は7月17日(日)に行われます。
 午前6時から正午までです。

 場所は、上田市別所の夫神岳
        別所温泉街
        別所神社

 です。

岳の幟2022年の見どころ

 雨乞いの祭りは、以下のような形で行われます。

 夫神岳山頂 氏子の男たちが早朝、夫神岳に登り、九頭竜神の祠に、幟とお神酒を供えたうえで、五穀豊穣と地域安全を祈ります。
    ↓
 氏子の男たちが幟を建てて、山頂から下り始めます。幟は、竹に色とりどりの布を垂らしたもので、数十本あります。
    ↓
 三頭獅子、ささら踊りの一行とともに、別所温泉街を巡ります。三頭獅子は、笛や太鼓のお囃子に合わせて、獅子3頭が躍ります。また、ささら踊りは、花笠をかぶった小学生の童女らが舞い、踊ります。

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岳の幟へのアクセス

電車の場合

 JR上田駅から上田電鉄別所線・別所温泉駅下車 徒歩約10分で別所温泉街、別所神社

車の場合

 上信越道上田菅平ICから、国道144、143号線を経由して県道65号へ。さらに、県道177号線へ入り、別所温泉街へ。

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まとめ

 岳の幟は2021年7月17日、18日、山頂と別所神社で神事のみが行われます。コロナ終息を経て、2022年こそ、ユニークな雨乞いの祭を楽しみたいものです。

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