三社祭2023年の日程やスケジュール、見どころは? 歴史や由来も解説

 日本の伝統的な祭りのひとつとして多くの人々に愛されている三社祭が2023年も浅草で行われます。浅草神社の例大祭です。三社祭の2023年の日程やスケジュール、見どころはどうでしょうか。歴史や由来も含めて、三社祭について解説しました(トップの写真は、三社祭・大行列の白鷺の舞です)。

三社祭の2023年の日程やスケジュール、見どころは?

三社祭2023年の日程は?

 三社祭は毎年、5月第3週の金、土、日曜日の3日間に行われます。

 2023年の日程は、

 5月19日(金)
 5月20日(土)
 5月21日(日)

 の3日間となります。

 場所は、

 浅草神社
 東京都台東区浅草2-3-1

 です。

三社祭2023年のスケジュールは?

 浅草神社の公式サイトによると、三社祭は2023年、以下のようなスケジュールで行われます。

2023年5月18日(木)

 午後7時  本社神輿神霊入れの儀 本社神輿へ浅草神社の御神霊(おみたま)を移す儀式です。

2023年5月19日(金)

 午後1時    大行列
 午後2時20分 神事びんざさら舞の奉納が拝殿・神楽殿で行われます。
 午後3時30分 各町神輿霊入れの儀

2023年5月20日(土)

 午前10時 例大祭式典
 正午    町内神輿連合渡御
 午後4時  巫女舞の奉納が神楽殿で行われます。

2023年5月21日(日)

 午前6時30分  本社神輿宮出し
 宮出し終了後、  本社神輿各町渡御 
 午後2時  巫女舞奉奏(神楽殿)
 午後3時  奉奏舞踏(神楽殿)
 午後4時  太鼓奉演(境内)
 午後8時  宮入り
       宮入り後、本社神輿御霊返しの儀が行われます。本社神輿へお移り頂いた御神霊(おみ    
       たま)を本殿へお戻しする儀式です。 

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三社祭の見どころは?

本社神輿各町渡御

 午前6時に宮出しされた本社の神輿3基が浅草の町を練り歩きます。
 神輿3基は、

 一之宮
 二之宮
 三之宮

 と呼ばれ、それぞれ、

 土師真中知(はじのあたいなかとも)
 檜前浜也(ひのくまはまなり)
 檜前竹成(ひのくまたけなり)

 を祀ったものとなっています。

びんざさら舞

 平安時代から続く田楽の一つで、

 五穀豊穣
 商売繁盛
 悪魔祓い

 を願って踊ります。東京都の無形文化財に指定されています。三社祭でしか見ることができません。

 このほか、神楽殿では巫女舞奉奏も行われます。

大行列

 祭りのスタートとなるイベントです。

 お囃子屋台
 金棒
 鳶頭木遣り(とびがしらきやり)
 総代
 各町役員
 びんざさら舞
 芸子蓮
 白鷺の舞(しらさぎのまい)

 などが行列して浅草の町を歩きます。

 コースは、

 浅草組合
  ↓
 柳通り
  ↓
 千束通り
  ↓
 ひさご通り
  ↓
 浅草六区
  ↓
 雷門通り
  ↓
 雷門
  ↓
 仲見世通り
  ↓
 鳥居
  ↓
 浅草神社

 となります。

 こちらをご覧ください。

町内神輿連合渡御

 渡御(とぎょ)とは、神輿が移動する、という意味です。浅草神社の氏子44町の町内神輿約100基が浅草寺裏広場に集結。1基ずつが浅草神社境内でお祓いを受け、浅草の町を巡ります。

 大人、子供が神輿を担ぎます。神輿一つ一つに歴史があり、その勇壮さは印象に残るものになります。

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三社祭の歴史や由来は?

 三社祭は通称で、正式名称は、浅草神社例大祭です。鎌倉時代から続いています。

 神輿についてでも述べたように、

 土師真中知(はじのあたいなかとも)
 檜前浜成(ひのくまはまなり)
 檜前武成(ひのくまたけなり)
 
 の3人を神として祀っていることから、三社と呼ばれています。

 檜前浜也(ひのくまのはまなり)と檜前竹成(ひのくまたけなり)は兄弟で、飛鳥時代の人物でした。2人は、江戸浦(現在の隅田川)で漁をした時、人の形をした像を見つけました。2人はこの像を持ち帰り、郷司(ごうじ)の土師真中知に見せると、「聖観世音菩薩」であることがわかりました。土師真中知は、この観音像を祀りました。

 その後、土師真中知の子供が、「自分を拾った3人を神として祀るように」と告げた聖観世音菩薩の夢を見たことから、3人を神として祀ったのだそうです。これが、浅草神社になりました。

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三社祭へのアクセス

 東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線の浅草駅から徒歩で約7分です。

 つくばエクスプレス、東武スカイツリーラインの浅草駅から徒歩で約10分です。

まとめ

 三社祭には毎年、3日間で約200万人が訪れます。昔から続く神輿や伝統芸能に接することができるからでしょう。大いに楽しましょう。

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