仙台七夕まつりとは、どんな祭り? 由来や歴史、特徴、そして、2023年の日程や場所は?

 青森ねぶた祭、秋田竿燈祭と並んで、東北3大祭りの一つとなっている仙台七夕まつりは、「たなばたさん」と地元で呼ばれて、親しまれています。豪華な笹飾りや花火大会などが人気で、毎年200万人以上の観光客らが訪れます。

 仙台七夕まつりとは、どんな祭りなのでしょうか。仙台七夕まつりの由来や歴史、特徴、そして、2023年の日程や場所などを解説します。

仙台七夕まつりとは、どんな祭り? 由来や歴史、特徴は?

仙台七夕まつりの由来は?

 仙台七夕まつりは、江戸時代、文武両道を重んじた仙台藩の藩主・伊達政宗公が始めたとされています。

 「まれにあふ こよいはいかに七夕の そらさへはるる あまの川かせ」
 「七夕は としに一たひ あふときく さりてかへらぬ 人のゆくすえ」
 「七夕の 一夜の契り 浅からす とりかねしらす 暁の空」

 伊達政宗公は、こんな和歌を詠んでいます。

 まつりは、年に1度、出会うという織姫、彦星の物語から、さまざまな願いを短冊に書き、その短冊を笹の葉に飾るものです。

仙台七夕まつりの歴史は?

 まつりは昭和初期の経済大恐慌の影響で規模が縮小されました。また、第二次世界大戦後は休止となる苦難の歴史も経ました。しかし、戦後、地元商店街によって復活され、その後、笹飾りは年々、豪華になってきました。

スポンサードリンク

仙台七夕まつりの特徴は?

 七夕と言えば、7月7日ですが、仙台七夕まつりは毎年、旧暦の七夕にあたる8月7日をはさんで行われます。

仙台七夕まつり 歴代ポスター大全集

笹飾り

 七夕まつりというだけに、何と言っても、笹飾りと呼ばれる七夕飾りが人気です。高さ10メートルほどの吹き流しが多く、5本で1セットとなっています。地元の商店街や企業、町内会などが数か月をかけて、主に和紙で作製したもので、吹き流しのトップには、先祖の霊を慰めるという意味の丸い「くす玉」飾りが付いています。

 毎年、一番町のアーケード街には毎年、約300本の吹き流しが飾られ、その豪華さに圧倒されます。このアーケード街を歩くだけでも、七夕まつりの雰囲気を満喫できます。夏の風物詩として、人気が高いのが実感できます。

 金、銀、銅の優秀賞も発表されます。

花火大会

 仙台七夕まつりは毎年、前夜祭の花火大会でスタートします。8月5日午後7時15分から午後8時15分までの間に、約16000発の花火が西公園周辺で打ち上げられ、仙台の夜空を彩どります。

 毎年45万人から50万人がこの花火を楽しみます。

2023年の日程や場所は?

 2023年は、

 8月6日(日)
 8月7日(月)
 8月8日(火)

 の3日間、

 仙台市内の中心部の匂当台公園市民広場などで行われます。

【仙台七夕まつり 七夕七彩】仙台 宮城 仙台城 青葉城 伊達政宗 江戸 明治 大正 昭和 昔 懐かしい レトロ tanabata sendai

お祭り会場

 例年、8月6日、7日、8日午前11時から午後9時まで、

 匂当台公園市民広場
 定禅時通リ
 つなぎ横丁

 で開設されます。

 毎年、飲食コーナーでは、仙台名物の牛タンをはじめ、笹かまぼこ、焼きそば、お好み焼き、焼き鳥、おでんなどを売る屋台が出店し、仙台の食を楽しむことができます。

スポンサードリンク

仙台七夕まつりへのアクセス

電車の場合

 東北新幹線の仙台駅で下車。

飛行機の場合

 
 仙台空港。空港から電車でJR仙台駅まで約20分です。

まとめ

 仙台七夕まつりのほか、5月に行われる仙台青葉まつりも、伊達政宗公を祀る青葉神社の祭りですから、伊達政宗公が今でも、文化面でも大きな影響力を及ぼしていることがわかります。青葉祭、仙台七夕まつりを機に、仙台の歴史を学んでみるのも、また、楽しそうです。

あわせて読みたい
仙台青葉まつり2023年の日程や見どころは? すずめ踊りや山鉾巡業などを満喫
青森ねぶた祭2023年の日程や場所とは? 由来や見どころ、特徴は? 
秋田竿燈まつりの由来や歴史、特徴とは? 2023年の日程や場所、見どころは?
入谷朝顔市2023年の日程や場所は? 値段や歴史は? 通販での購入もおすすめ 
処暑の候の食べ物とは 処暑の候の意味や読み方は? 2023年の時期はいつ?
金沢百万石まつり2023年の日程や場所は? 由来や歴史は? 



あわせて読みたい
朝日新聞デジタル 紙面との違いは? レビューでメリット、デメリットを比較
就活におすすめの新聞は、どこの新聞? いつから読むべきか?
就活のための時事問題対策 新聞のニュース記事で勉強 読まないと不利にも