師走の意味や由来は? 面白い説がたくさん 禅語「七走一坐」から学ぶ

 年も押し迫ると、「師走(しわす)」と呼ばれる12月がやってきます。師走は、普段、余裕のある先生も忙しく走り回ることから付けられた旧暦の名称だと思う人も多いでしょうが、調べてみると、定説はなく、いろいろな説があることがわかります。

 どの説も面白いものばかりです。

 忙しい年末には、禅語の「七走一坐(しちそういちざ)」にならい、しばし立ち止まって、自分を見直したいものです。

 ◇師走の意味や由来は?

 師走の意味や由来については、大きく分けて、2つの説があります。忙しく走り回るという説と、年の終わりが訛ってできたとする説です。

 ・忙しく走り回るからできたという説

 「師走」の師は、先生のほか、お坊さん、参拝客とする説です。今では少なくなりましたが、特に地方では、「法師」と言われるお坊さんが年末、各家庭を訪れ、お経をあげる風習がありました。お坊さんが年末、この仏事で忙しく東奔西走したことから、「師走」が生まれたという説です。

 また、「御師」と呼ばれる参拝客が1年の感謝と新年への祈りを込めて、お寺や神社に駆けつけたことから、「師走」になったという説もあります。教師は文字通り、先生を指します。

 ・年の終わりが訛ってできたという説

 終わりを意味する言葉に、「果つ(はつ)」がありました。1年の年が終わることから、「年果つ(としはつ)」となり、これが訛って、しはす、しわす(師走)になったという説です。

 四季については、「四果つ(しはつ)」から同様に、しはす、しわす(師走)に変化したという説です。

 どの説が正しいかは、明確に定義した文献などがないことから、わかりませんが、ひとつの言葉が生まれた経緯やその変遷を考えるのはとても楽しいものです。

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 ◇「七走一坐」

 「師走」からは、年末のあわただしさが伝わってきます。こんな時に大切にしたいのが、禅語の「七走一坐」です。

 「七回走ったら座ってみよ、ということです。・・・禅語は、止まることは決して悪いことではない、む しろ、大事なことなんですよ、と教えています。止まる、ということは、自分を見つめ直すこと、それまでの自分を振り返ってみる、ということです」と、禅僧で庭園デザイナーの枡野俊明さんは著書「心配事の9割は起こらない」で書いています。

 1年の終わりにしばし、止まって、自分を見つめ直し、振り返る。師走だからこそ、そんなひと時を持ちたいものです。きっと、いい新年を迎えることができるでしょう。

 トップのイラストは、「いらすとや」のものです。

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