8月に入っても、暑い夏が続いています。寝不足で体調を崩す。汗をかいて、ビタミン不足や脱水症状になる。冷房の調整がうまく行かず、自立神経の失調に陥る。夏バテに悩む人も多いでしょう。夏バテの原因を知って、対策を立てたいものです。
良質の睡眠を取る
夏は、高温のために、なかなか寝付けなかったり、十分な睡眠が取れなかったりすることが多くあります。良質な睡眠を取るよう、いろいろ工夫をしたいものです。
・エアコンを使って、眠る前に、寝室の温度を適温に整える。
・エアコンを使い続けると、冷え過ぎとなるため、タイマーを使って、寝入った頃、切れるようにする。
・扇風機も使って、温度調整する。ただし、風が直接、あたらないよう配慮する。
などに気を付けるといいと思います。
昼寝も短時間で取れば、日中の疲労感を取ることもできます。眠くなったら、こまめに眠ることも効果的です。ただし、昼間、寝過ぎたために、夜になって眠れなくならないように気を付けなくてはなりません。眠る前に、ゆったり入浴し、入眠態勢を整えるのも良質な睡眠には効果的です。
バランスよく3食を食べる
やはり、高温のため、食欲は落ちますが、量は減ったとしても、栄養素を考えて、バランスの取れた食事を朝、昼、晩、取ることが大切です。日中、外出すると、汗をかくことが多く、ビタミンやミネラルが失われます。豚肉やうなぎ、レバー、納豆、豆腐などビタミンB1が豊富な食べ物を食べるよう心掛け、疲労回復を図りましょう。生姜やニンニク、酢もうまく料理に取り入れると、体調を整えてくれます。
水分をこまめに補給する
汗をかくと、1日に2、3リットル、水分が失われると言われます。この結果、血液がドロドロになり、身体がむくみ、疲労感を増します。水分をこまめに摂ることが重要です。ただ、一気に冷たい水を飲みすぎると、身体が冷え切ってしまうため、注意しなくてはなりません。ビールなどのアルコールは利尿作用があるため、水分補給にはつながりません。熱い紅茶なども時々、飲み、無理なく水分をとりたいものです。
エアコンの温度を調整する
暑い夏にエアコンは不可欠ですが、温度調整に努めたいものです。暑い外と効き過ぎた室内を出入りすると、体調を崩し、だるさや疲労感を増し、食欲低下を招いてしまいます。気温の急激な変化はよくありません。
私の場合
インド・ニューデリーに駐在した時は、インドでは真夏の5月、41度、42度の高温を体験しました。とても暑くは感じましたが、カラっと晴れ、湿度が高くなかったため、不快感はそんなになかったようにも思います。日本の夏は、高温・多湿です。高温に加え、不快感を増す湿度をどう抑えるかも、夏バテ対策に必要になると思います。
写真は、東京・千代田区の和田倉噴水公園。涼を取ることができます。