早朝読書の中で、禅の言葉を一語一語かみしめながら、禅の本を読んでいます。含蓄に富んだ、深い言葉が多く、心豊かに一日をスタートさせることができます。
禅僧で庭園デザイナーの枡野俊明さんが書いた著書「心配事の9割は起こらない」を読みました。すでに一読している本で、面白いと思った個所には、ポスト・イットが貼ってあるため、パラパラとページをめくって、ポスト・イット周辺を読んでいきます。
「愛語」がまず目を引きました。「正法眼蔵」で道元禅師が説いたことばで、「相手を慈しみ、その心で語りなさい」という意味です。枡野さんは、「いい言葉を使う」ことをすすめ、「言葉には恐ろしいほどのパワーがある」と書いています。
「七走一坐(しちそういちざ)」という言葉もありました。「七回走ったら座ってみよ」ということです。「禅語は、止まることは決して悪いことではない、む しろ、大事なことなんですよ、と教えています」と枡野さんは説いています。「あせらない、あわてない」ということでもあります。
「喜捨」と言う言葉にも興味を持ちました。「持ち物を減らす、すると、心も身体も軽くなる」ということです。
何度読み返しても、そのたびに、新しい発見があります。一つの言葉から、いろいろ考えを巡らせることができます。
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自宅の本棚には、「禅コーナー」ができました。一冊一冊、丁寧に読み返し、専門書も読み始めようと思っています。
「『禅』とは、人間がこの世で生きていくための根本となる教えです。つまり、人が幸せに生きるための習慣であり、考え方であり、ヒント。深くてやさしい 『生きる知恵』の宝庫なのです」。
先のブログでも、枡野さんのこの言葉を紹介しましたが、「生きる知恵の宝庫」を学ぶ、その学問を深めていこうと思っています。
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