年齢を重ねると、血糖値の高さが気になってきます。気を付けていても、ついつい、血糖値の上昇を引き起こす炭水化物を食べてしまうことも多くあります。生活習慣病が悪化して、糖尿病に罹ってしまうこともあるでしょう。
さて、高い栄養素を豊富に含むアーモンドには、血糖値の上昇を抑える効果があるのでしょうか。早速、調べてみました(トップのイラストは、「いらすとや」のものです)。
◇血糖値の上昇抑制効果
アーモンドには、血糖値の上昇を抑制する効果があります。まずは、アーモンドに多く含まれる不溶性食物繊維に注目です。
この不溶性食物繊維は、胃や腸に到着すると、水分を吸収して大きく膨らみ、胃や腸を保護する形になります。このため、食べたもの(糖)の消化を遅くし、血糖値の上昇を抑えてくれます。
また、この膨張によって、食欲も抑えられるため、食べる量も減ります。食べる量が減れば、糖もそれだけ減ることになりますから、血糖値の上昇抑制には、相乗効果を得ることができます。
血糖値の上昇抑制は、すい臓から出るホルモンのインスリンが担っています。糖尿病になるのは、このインスリンの働きが低下することも一因になりますが、アーモンドに含まれるマグネシウムや、不飽和脂肪酸のオレイン酸がインスリンの働きを助けてくれます。
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◇炭水化物が少ない
血糖値は、米や麺などの炭水化物に多く含まれる糖質によって上昇しますが、アーモンドには、炭水化物が多く含まれていません。アーモンド10粒で、約2グラムです。
1食の糖質は20グラムから40グラムに抑えるのが理想ですから、炭水化物の少ないアーモンドは血糖値上昇を抑制するうえで、効果があることがわかります。
◇食べ方は?
では、アーモンドはどんな風に食べたらいいでしょうか。アーモンドは高カロリーですから、食べ過ぎないことが大切です。20粒(120Kcl)~30粒(200Kcal)が適量でしょう。また、市販されているアーモンドやミックスナッツは塩分を含んだものも多いですから、できるだけ、無塩な素焼きのアーモンドを選ぶように注意したいものです。
◇まとめ
今や、高血糖の人の割合は、成人の場合、4人に1人です。これが50歳台以上になると、3人に1人と急上昇します。血糖値対策はいろいろありますが、アーモンドは手軽にできるものになります。カリカリとかめば、食べ応えもあって満腹感も増しますから、まずは、アーモンドから始めてみてはいかがでしょうか。