中秋の名月はどんな日? 読み方や意味、由来をわかりやすく解説 食べ物やお供え物も

 大気が澄んで美しい月を観賞できる中秋の名月の季節が2025年もやってきます。秋の風物詩である中秋の名月はどんな日なのでしょうか。中秋の名月の読み方や意味、由来をわかりやすく解説します。また、中秋の名月の時の食べ物やお供え物、2025年はいつかについても触れていきます。

中秋の名月はどんな日? 中秋の名月の読み方や意味、由来をわかりやすく解説

中秋の名月の読み方は?

 中秋の名月の読み方は、「ちゅうしゅうのめいげつ」となります。

中秋の名月の意味、由来は?

 中秋の名月は、中国から伝わったとされ、奈良時代から宮中で、月を見る宴がありました。江戸時代になって、この月見が庶民の間でも人気となり、収穫の秋と相まって、

 米や芋などの一年の豊作を祈る

 米や芋などの収穫に感謝する

 祭りとして定着したとされています。

 ただ、定説ではなく、起源は明確にはわかっていません。

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中秋の名月の時の食べ物、お供え物をわかりやすく解説

 豊作を祈る、あるいは感謝する祭りのため、米や芋などの農作物が食べ物となります。

 また、それらの農作物を供えるのが一般的です。代表的なのは、月見団子でしょう。米を粉にして、団子を作ります。月に見立てて丸い形にします。団子の上にのる餡は雲を表現しているとされています。

 里芋やさつま芋、豆、そして、稲穂に見立てたススキなども供えられます。

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中秋の名月 2025年はいつ?

 中秋の名月は、月の満ち欠けによる旧暦(太陰暦)では、8月15日でした。旧暦では、7月、8月、9月が秋であり、そのちょうど真ん中の8月15日が中秋の名月になりました。

 この旧暦の8月15日が、新暦(太陽暦)では、2025年10月6日(月)にあたります。翌日の10月7日(火)が満月となります。

 最近の中秋の名月は以下のようでした。

 2024年は 9月17日
 2023年  9月29日 
 2022年  9月10日
 2021年  9月21日
 2020年 10月 1日
 2019年  9月13日
 2018年  9月24日
 2017年 10月 7日
 2016年  9月15日
 2015年  9月27日

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月見の楽しみ方は?

 月見団子などを食べ、夜空に浮かぶ月を観賞するのが普通ですが、月見台を作って、名月を見るのも楽しそうです。一戸建てなら、庭や縁側に月見台を置くのもいいでしょう。マンションなら、ベランダや出窓に月見台を置くことができます。

 月見台の上に、月見団子などのお供え物をのせ、食べ物を食べたり、ちょっとお酒を飲みながら、名月を観賞すれば、秋の思い出の1ページになります。ウサギやカニなど月の模様からいろいろな見え方を空想するのも楽しそうです。家族の会話も弾むでしょう。

めでたや遊び 月見だんご

中秋の名月のまとめ

 中秋の名月である10月6日は、美しい月を観賞することができるでしょう。暑さもすっかり和らいで、空気も澄むため、月の観賞には最適の時期です。

 当夜が晴天になるかどうかはわかりませんが、たとえ、雨になっても、雨月を楽しむことができます。雨でも、その自然を愛でるのだそうです。8年前、東京地域は、雨月でした。

 雲で月が見えないのは、「無月(むげつ)」といいます。中秋の名月の前夜の月は「待宵(まつよい)」です。「雨月」「無月」「待宵」を知って、日本の風流さをまた、感じることができます。

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