王子稲荷神社の凧市２０２６年の日程や由来は？火防の凧のお守りのご利益は？

　東京・王子稲荷神社で２０２６年も、２月の午（うま）の日に凧市が行われます。日本にはいろいろな市がありますが、凧市はユニークなものと言えるでしょう。王子稲荷神社の凧市２０２６年の日程や由来はどうなっているのでしょうか。火防の凧のお守りのご利益も含めて王子稲荷神社の凧市についてまとめました。

王子稲荷神社の凧市２０２６年の日程や由来は？

凧市（２０１９年）

王子稲荷神社の凧市の日程・場所は？

　午は、干支の「うま」のことで、２０２６年は

　初午が、　２月　１日（日）
　二の午が、２月１３日（金）

　となります。２０２６年２月には、三の午（２月２５日）もありますが、この日は、凧市は行われません。

　初午、二の午とも午前１０時から午後６時まで

　王子稲荷神社　北区岸町１－１２－２６
　電話　０３－３９０７－３０３２

　で開かれます。

王子稲荷神社の凧市の由来は？

　江戸時代には、

　明暦の大火（振袖火事）
　天和の大火（八百屋お七の火事）
　宝暦の大火（明石家火事）

　など火事が多かったため、庶民が火事防止を願って、王子稲荷神社で、火事除けの御守りとして、奴凧を買い求めたのが最初です。

　凧は風を切って上空に上ることから、火事の原因となる風を抑えるとして、「火防（ひぶせ）の凧」と呼ばれました。

　以後、火事除けを願った伝統行事として受け継がれてきました。

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火防の凧のお守りのご利益は？

王子稲荷神社二の午凧市なんとか間に合い火防の凧今年も授与して頂きました(๑˃̵ᴗ˂̵)و
今年も火難をまぬがれ無病息災で過ごせますように٩(ˊᗜˋ*)و✧ pic.twitter.com/yhmAi8IY2o

— あきちゃん @ゆっくり前向きに✨ (@akichan0923) February 19, 2018

　
　凧市の期間中、神社境内の社務所では、その「火防の凧」のお守りが売り出されます。縦約２０センチ、横約２５センチの凧です。価格は、１８００円です。

　凧を買うと、

　無病息災
　家内安全
　商売繁盛
　開運

　のご利益があると言われています。

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王子稲荷神社の凧市への参拝客

今日は、王子稲荷神社の凧市に来ました。
火防の凧として、火事よけのお守りとして販売されているそうです。
ミニ凧、可愛いですね😆
５月３日の春日部大凧あげ祭りも楽しみです😌 pic.twitter.com/5aULiyNJjc

— たらい (@tarai1234) February 12, 2017

　２日間で、約５万人が「火防の凧」を買い求めて、王子稲荷神社を訪れます。

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王子稲荷神社へのアクセス

王子稲荷神社の凧市。凧は「風を切って揚がる」ことから、江戸時代から火事除けのお守りとされてきたのだそう。手のひらサイズの小さな凧を買って火防を託す。 pic.twitter.com/Qnq0vWhL84

— 美羽 (@miwakwze) February 5, 2023

　電車が便利です。
　JR王子駅、東京メトロ南北線王子駅から徒歩で約１０分
　都電荒川線王子駅前駅から徒歩で約２０分

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日本各地にある稲荷神社とは

今年も王子稲荷神社🦊初午祭凧市🪁にて火伏凧と初午祭の御朱印を拝受しました😄日曜日に重なったのでなかなかの人出でした😆
昨日 RTした白狐衆児童による「王子稲荷きつね🦊踊り」とても可愛くて良かったです😄🎶#王子稲荷神社 #初午 #凧市 #火伏の凧 #王子稲荷きつね踊り pic.twitter.com/FGCfCRykyN

— あきちゃん @ゆっくり前向きに✨ (@akichan0923) February 9, 2020

　稲荷神社には、稲荷神（いなりのかみ）が祀られています。稲荷神は、稲荷大明神、お稲荷様、お稲荷さんとも呼ばれます。この稲荷神と庶民の間を橋渡しするのが、よく知られている狐です。この狐のために、いなり寿司や油揚げを供える慣習があります。

　王子稲荷神社に見られるように、江戸時代、日本各地で、稲荷神社の創建が急速に進んだといい、現在は、全国に、３万以上の稲荷神社があります。その総本社が、京都の伏見稲荷神社で、初午だけでなく、多くの人々が訪れます。

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王子稲荷神社の凧市２０２６年の日程や由来は？　火防の凧のお守りのご利益は？　まとめ

きょうは初午。東京北区の王子稲荷神社で恒例の「凧市」が開催される。凧市は、たびたび大火事に見舞われた江戸時代に、王子稲荷神社の奴凧を「火防の凧(ひぶせのたこ)」として受けたのが始まり。初午・二の午の日は、参道に約100の露店が並び、二日間で約5万人が王子稲荷神社を訪れる。JR王子駅下車。 pic.twitter.com/yv6vtubBGP

— 田中久順 (@hsyuki59) February 11, 2024

　凧市も大切にしたい日本の伝統行事のひとつです。凧はよく耳にするものの、凧市を訪れたことのある人はそう多くないでしょう。凧市を訪れ、凧の絵柄を楽しむ。気に入ったら、購入してみる。そんな小さな体験から、凧市と接してみたいものです。