本や新聞の重要部分について、キーワードを見出しに、ポイントを書き出す 新しいアイディアも生まれて
  本や新聞を読んで、重要な部分や面白いと思った個所をノートに抜き書きしていますが、最近は、この抜き書きとともに、重要部分などについて、キーワード を見出しにし、ポイントをまとめることにしています。キーワードが索引となって、重要部分などの内容がすぐに思い出せます。キーワードを見返して考えるこ とで、新しいアイディアが生まれることも多くあります。

たとえば、サミュエル・スマイルズの著書「自助論」を例に取ると、こんな具合です。

「偉人の伝記はほんのわずかひもといただけで、われわれは猛省を促されるにちがいない。発明家や芸術家、思想家、その他のあらゆる分野で名を成した人間は、倦むことをしらない勤勉と努力によって成功を勝ち得ている。・・・たとえば時間さえも黄金に変えてしまう」

「実際、世界に多大なる影響を与えた人間を見ても、厳密な意味での天才、すなわち生まれつき聡明で輝かしい素質を備えた人物も数少ない。むしろ、並の能力にもかかわらず、ねばり強く努力と研究を重ねた末に名声を得た者のほうが多い」

本から上記の部分を抜き書きしたとします。そうしたら、これとは別に、本の内容をポイントにして書き出していきます。キーワードは、自分の好きなものでい いですが、今回は「偉人の伝記」とします。目立たせるため、この言葉を四角で囲みます。そのうえで、勤勉と努力が大切、時間も有効活用、天才は少ない、ね ばり強い努力と研究で名声を得る、などと書いていきます。

ノートには、四角で囲ったキーワードと箇条書きの内容が並びます。キーワード を見れば、その内容がすぐに思い出せます。引用したい時は、すぐ上の抜き書きを見れば、簡単にできます。抜き書きしてから時間が経過し、抜き書きの部分と 離れて、本などの内容をキーワードをもとにまとめた場合は、本のページを付記しておくので、その本を手に取って、ページを開けば、出てきます。

自分でキーワードを選び出し、内容を自分の言葉で簡潔に要約しておくと、「発酵度」も上がります。キーワードを見返した時に、新たなアイディアを思いつく ことが多くあります。この場合は、昨日のブログで書いたように、→を使って、思考の発展を書き留めます。→が連続してくるものほど、いいアイディアと言え ます。

「自助論」の内容のように、地道な努力が大切です。抜き書き、そして、キーワードによる内容の要約を日々、続けたいと思います。