「大量の情報の中から自分にあったものを素早く見つけて、それを自分のために応用する能力をわたしは『多読力』と呼んでいます」
本田直之さんは、著書「7つの制約にしばられない生き方」の中で、こう書いています。多読力を身に付けることはできないかと考え、私は日々、書き溜めた本からの抜き書きを30冊分くらい一気に読むことにしています。さまざまな知識を再度、確認できるとともに、そのたびに、新しいアイディアが生まれます。
抜き書きは、愛用の手帳やノート、パソコン中の文書などにしてありますが、本の中で重要と思った個所、面白いと思った部分ですので、どの抜き書きにも深み、味わいがあります。読み返すと、いろいろな気づき、アイディアが生まれてきます。本に戻って、その周辺部分を読むことも多くあります。
たとえば、本田さんの別の著書「ノマドライフ」の抜き書きを読むと、本田さんは、「好きな場所に住んで自由に働くために、やってみるべきこと」として以下のようなことを指摘しています。
ベーシックインカムを手放してはいけない。
「もう一つの仕事」を見つける種蒔きをする。
「本業」などなくてもいいというのが私の意見です。
デュアルワークとして何をするか考えた時、一番避けるべきは時間給的な仕事です。
仕事と遊びの垣根をなくす。
週1回、会社に行かない日を作る。
会社の机の引き出しを空にする。
半分の生活費で暮らす。
所有物を半分にする。
いつもと違うことをやってみる。
抜き書きなら30冊といっても、読むのにはそんなに時間はかかりません。一つ一つの抜き書きを読んで、発想する時間のほうが多くなります。抜き書きを通して、自分の考えを深める。豊かな時間に感じられます。
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