藤井聡太四段(14)の連勝記録はどこまで伸びるのでしょうか。29連勝の新記録を達成した藤井四段は2日、30連勝をかけて、佐々木勇気五段(22)と対局します。佐々木五段のプロフィールを探ってみました。昨年5月の非公式戦では、佐々木五段が藤井四段に勝っており、今回の対局の行方が注目されます(トップのイラストは、「いらすとや」のものです)。
◇佐々木勇気五段
1994年8月5日
埼玉県三郷市出身
師匠は、石田和雄九段
◇5歳から将棋を始める
スイス・ジュネーブで生まれ、1歳半の時に帰国。5歳から将棋を始めました。柏将棋センターで、石田九段の指導を受け、小学4年生の時に、小学生将棋名人戦で優勝しました。4年生での優勝は、渡辺明竜王以来、2人目という記録になりました。そして、この年、プロ棋士の養成機関である奨励会に入りました。
◇順調に昇級、昇段
奨励会には六級で入りましたが、昇級、昇段を重ね、中学1年生の時に二段、中学2年生の時に三段になりました。これは、中学1年生の時に三段となった藤井聡太四段に次ぐ記録となっています。
藤井四段と同様、若い時代から実力を伸ばしてきたことがわかります。
◇16歳1か月でプロデビュー
三段リーグで、14勝4敗の成績で1位となり、2010年10月1日、16歳1か月で、四段に昇段、プロとしてデビューしました。歴代の棋士のプロデビューは以下の通りです。
藤井四段 14歳 2か月
加藤一二三・九段 14歳 7か月
谷川浩司九段 14歳 8か月
羽生善治 15歳 2か月
渡辺竜王 15歳11か月
これを見ると、佐々木五段は、6番目の若さでのプロデビューとなっています。
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◇棋風
居飛車で矢倉の将棋を指すことが多くなっています。
◇まとめ
プロデビュー以来、負けなしの29連勝という藤井四段の記録は、将棋界に衝撃をもたらしています。羽生三冠が史上初の七冠を制した時にも匹敵するほどのフィーバーぶりです。
藤井四段が増田四段に勝ち、29連勝した時の対局室では、佐々木五段が観戦していました。あまり、対局室にプロ棋士が姿を見せることはないそうですが、佐々木棋士の勝負にかける秘めたる思いを感じ取ることができるようです。
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