スウェーデン旅行④ SUSHIとラーメンの人気が高まる 日本食の国際化進む(旅行記 2015年7月26日) 

 スウェーデンの首都ストックホルムでは、寿司とラーメンの人気が徐々に高まっています。他の欧米諸国に比べると、その普及ぶりはやや遅いかもしれませんが、日本食が国際化するのはとてもいいことだと思いました(トップの写真は、チキンラーメン)。

 ストックホルム市内の繁華街を歩くと、「SUSHI」の看板を随所で目にすることができます。ほとんどが中華料理店で、中華料理とSUSHIがセットになっています。さっそく、1人158クローナ(約2275円)で、ディナービュッフェを食べることができる中華料理店に入ってみました。

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市内各地に、「SUSHI」の看板が

 ビュッフェコーナーは、中華料理と寿司に分かれていました。中華ブッフェには、玉子スープ、春巻、シューマイ、餃子のほか、チンジャオロース、牛肉の野菜炒め、焼きそば、チャーハンなどがありました。そして、寿司のコーナーには、海老、鮭、カニ風味の練り物の握り寿司のほか、アボガドや鮭、玉子などを入れた巻物寿司がありました。練りワサビ、ガリも付いていました。

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寿司

 地元の人々や観光客が中華料理を食べ、SUSHIにも手を伸ばしています。健康にいい、というイメージもあるのか、SUSHIが次々になくなっていきます。日本の寿司屋さんのように、本格的な握り寿司はありませんが、SUSHIが立派な食文化になっています。

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 ストックホルム市内の旧市街「ガムラ・スタン」には、日本風のラーメンを食べることができるカフェもあります。「RAMEN」の看板もなく、知人に聞かなかったら、決して、ラーメンを食べることはできなかったでしょう。

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カフェ Stiernan

 ポーク、チキン、エビの3種類のラーメンがあります。エビ入りのラーメン(135クローナ=約1940円)を頼んで、食べました。醤油味のスープで、旨みのある、少し甘さを感じる味が印象に残ります。麺は細麺で、スープによく絡みます。

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エビラーメン

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ポークラーメン

 カフェは6年前に開店しましたが、そこで働いた日本人女性が、日本の食文化の一環として、ラーメンを伝授。「日本には行ったことはないが、日々、研究を重ねて、ラーメンを作っている」(女性店員)といい、その丁寧なラーメン作りに驚きました。こうした人々が日本の食文化普及に尽くしているのだと感激しました。

 「近いうちに、日本に行って、ラーメンを勉強したい」と、この女性は言います。今でも、日本で食べるラーメンのレベルに達していますが、日本で勉強したら、もっと個性的な味のラーメンになるだろうと思いました。

 このブログでも、イタリア発、ドイツ発のラーメンが新横浜のラーメン博物館に出品したという記事を書きましたが、スウェーデン発のラーメンも日本に上陸したら、おもしろいだろうなあ、と楽しみにしています。

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