ヨーロッパに行ったら、石畳の街を歩くことにしています。歴史を感じ、ゆったり落ち着いた気分になれます。今回も、スウェーデンの首都ストックホルムを訪れたのを機に、旧市街のガムラ・スタンに行きました。
ストックホルム中央駅から南下し、国会議事堂のあるヘランズホルメン島を通って、ガムラ・スタンへ。バロック、ロココ様式で建てられ、代々、王室の居城となってきた王宮(現王室は郊外に移住)、現国王カール16世グスタフ王とシルビア王妃の結婚式が行われた大聖堂、バロック様式の貴族の館などが見えてきます。さらには、隣のリッダーホムメン島にある、高い尖塔が特長のリッダーホルム教会も視野に入ってきます。
大聖堂(奥)
リッダーホルム教会
そんな島をゆっくり歩くと、中世以来の狭い石畳の道が縦横に走っています。狭い路地も多く、その道の両側には、商店やカフェ、お土産屋さんなどが立ち並びます。少し歩くと、大広場がありました。ストックホルムがハンザ同盟の商業港として栄えた17、18世紀、ここには食堂があり、船乗りや荷受け業者、労働者らでにぎわったのだといいます。
狭い路地を歩く人々
眼をつぶると、当時の街の様子が浮かんでくるようです。建物の色も、レンガ色、黄色、オレンジ色などカラフルで、見て、歩くだけで楽しくなります。中世の面影を残した街です。
さらに歩いて、広場に出ると、カフェがありました。その広場には、1本の高い木が伸びています。石畳の中で、木のスペースだけが切り取られたようになっていて、とても、印象的な光景です。カフェで飲むコーヒーや紅茶なども美味しいでしょう。
広場に立つ大木とカフェ(奥)
大木と石畳
石畳の街が好きになったのは、パリで、石畳に出会ったのがきっかけです。しかし、石畳は同じように見えても、その場所ごとで、違った風景を提供してくれます。さあ、今度は、どんな石畳の街と出会うか、楽しみは増える一方です。
貴族の館
中世の家屋が立ち並ぶ大広場
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