富士通所属の鈴木健吾選手(25)が、2021年2月28日に行われたびわ湖毎日マラソンで、2時間4分56秒の日本新記録で初優勝しました。鈴木健吾選手のシューズはどこのメーカーのどんなものだったのでしょうか。東京五輪の代表を選考するMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の結果も含めて、鈴木健吾選手についてまとめました。
鈴木健吾選手のシューズは?
多くの応援とサポートに感謝します。
これからも自分らしく!#びわ湖毎日マラソン pic.twitter.com/qGIEwbSiqf— 鈴木健吾 (@Kengo_Suzuki_) March 1, 2021
36キロ付近で他の2人の選手を引き離し、そのままの独走でゴールインした鈴木健吾選手。その快走ぶりに、足元が度々、テレビでクローズアップされました。
鈴木健吾選手が履いていたシューズは、ナイキの黄色のアルファフライNEXTです。厚さ39ミリの厚底シューズとなっています。世界陸上連盟が認めるのは、厚さ40ミリまでですから、ぎりぎりの厚さです。
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今回、鈴木健吾選手が日本新記録で優勝したことで、厚底シューズが改めて、クローズアップされています。
ナイキの厚底シューズは、ソールにカーボン製のプレートが入っています。このため、高反発で、滞空時間が伸び、スライドも長くなることから、距離が稼げるとされています。
設楽悠太選手(29歳、ホンダ)が2018年2月、ナイキの厚底シューズで快走、約16年ぶりに日本記録を塗り替えました。その後も、大迫傑選手(29)が2018年10月、同様の厚底シューズで走り、設楽選手の日本記録を更新しました。さらに、大迫傑選手は2020年3月、この厚底シューズで、2時間5分29秒で走り、自らの日本記録を書き替えました。
日本マラソン界の高速化に期待する声が強まっています。
MGCの結果は?
鈴木健吾選手は2019年9月15日、東京五輪代表を内定するMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)を走り、7位に入賞しました。代表に内定したのは、1位の中村匠吾選手(26歳、富士通)、2位の服部勇馬選手(25歳、トヨタ)に決まりましたが、鈴木健吾選手も見せ場を作り、レースを盛り上げました。
鈴木健吾選手は、びわ湖毎日マラソンで日本記録を塗り替えましたが、東京五輪の代表はすでに、中村選手、服部選手、さらには、大迫選手と決まっているため、2021年の東京五輪のマラソンには参加しません。
次回のパリ五輪に期待しましょう。
鈴木健吾選手のプロフィール
鈴木健吾選手は、愛媛県宇和島市出身です。宇和島東高校から神奈川大学に入学。神奈川大学時代は、4年連続で箱根駅伝を走り、3年の時、花の2区で区間賞を記録し、一躍、注目されました。
初マラソンは、2018年、4年生の時で、2時間10分21秒の記録でした。
まとめ
【 #鈴木健吾 前日コメント🎤 #ニューイヤー駅伝 】
チームの誰よりも、結果を出したいhttps://t.co/NZNxSxiJOc#富士通陸上競技部 #富士通 #fujitsu #陸上— 富士通陸上競技部 (@Fujitsu_TandF) December 31, 2020
びわ湖毎日マラソンで優勝した鈴木健吾選手はインタビューで、「こんなタイムが出ると思っていなかったので、正直、自分が一番びっくりしています。びわ湖を走る最後の大会で日本記録、大会記録を出せたことを誇りに思います」と話しました。
今後の活躍が楽しみです。
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