今年も暑い夏がやってきます。エアコンの利用もいいですが、時には、日本古来からの「知恵」であるすだれとよしずを活用して、風流で、涼しい夏を演出してみるのもいいものです。すだれとよしずの違いはどうなっているのでしょうか。また、効果では、どちらが涼しいでしょうか。材料や固定方法も含めて、すだれとよしずについてまとめました。
すだれとよしずの違いは? 材料や固定方法も知って
すだれ、よしずは、ともに、暑い夏、
直射日光と人目を遮る
風を通す
虫よけとなる
という役割を果たしますが、材料や編み方、大きさ、固定方法などで違いがあります。違いを具体的にみてみましょう。
すだれ
すだれは、漢字で、簾と書かれるように、材料としては主に、竹を細く切って、横に糸で編んだものが一般的です。日本では、奈良時代から使われてきたとされ、御簾(みす)は、武家や公家の屋敷で重宝されました。
固定方法としては、すだれは、カーテンレールなどにつるして使われます。サイズも多く、使用場所に応じて、最適のすだれを選ぶことができます。室内、室外どちらでも自由自在につるすことができます。使いやすいということでしょう。
竹 ロールスクリーン 88×180cm 【タヒチ】 竹簾 すだれ アッシュブラウン ブラウン
よしず
よしずは、漢字で、葦簀と書かれるように、材料としては、葦(あし)を切って、縦にシュロで編んだものです。こちらも、奈良時代から使われてきました。夏の海水浴場でよく見られるように、固定方法としては、立てかけて使います。
横幅が標準で1.8メートル、と、すだれに比べると大きいのが特徴です。店の入り口やベランダで立てて使われることが多くなっています。逆に、小さなものはあまりありません。
最近は、すだれ、よしずとも、プラスティック製も人気となっています。
【棕櫚縄】炭火よしず(たてず・たてすだれ)高さ240×巾180cm(炭火8×6尺)
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効果では、どちらが涼しい?
よしずの方が、より効果的で、涼しさを演出する効果のうえでは、すだれを上回ります。よしずは、すだれに比べて大きく、直射日光をより広範囲に遮ることができるからです。
また、網目がすだれに比べて細かいのも効果的です。水をかければ、打ち水と同じように、気温を1、2度下げることができます。
ただ、すだれも、日光を遮り、その揺れる様子も涼しさを感じさせてくれます。
すだれ、よしずの使い方は
場所に応じて、すだれと、よしずを使い分けたいものです。すだれは、カーテンレールにつるしてもいいし、専用フックを使って、室外に設置することもできます。よしずをベランダに置いてもいいでしょう。直射日光はうまく遮られているか、風はうまく室内に入って来るかをチェックすすることが大切です。
ただ、あまりにも多くのすだれ、よしずを置くことは、乱雑に見えて、美しくありません。美観も大切にしたいものです。
まとめ
時に、エアコンを使う。そして、時に、すだれやよしずも合わせて利用する。夏の太陽と風を十分、感じながら、避暑対策を講じるといいでしょう。過ごしやすい夏にしましょう。
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