大気が澄んで美しい月を観賞できる中秋の名月の季節が2024年もやってきます。秋の風物詩である中秋の名月の読み方や意味、由来はどうなっているのでしょうか。また、食べ物やお供え物はどうでしょうか。2024年はいつかも含めて、中秋の名月についてわかりやすく解説します。
中秋の名月の読み方や意味、由来をわかりやすく解説
2024年の暦要項発表、12月に土星食https://t.co/IAKmDRfrFo
国立天文台から、来年2024年の「令和6(2024)年暦要項」が発表された。日本で見られる日食・月食はないが、12月8日に広範囲で土星食が見られる。伝統的七夕は8月10日、中秋の名月は9月17日。 pic.twitter.com/e59ZD5hmKw
— アストロアーツ (@AstroArts) February 1, 2023
中秋の名月の読み方は?
中秋の名月の読み方は、「ちゅうしゅうのめいげつ」となります。
中秋の名月の意味、由来は?
中秋の名月は、中国から伝わったとされ、奈良時代から宮中で、月を見る宴がありました。江戸時代になって、この月見が庶民の間でも人気となり、収穫の秋と相まって、
米や芋などの一年の豊作を祈る
米や芋などの収穫に感謝する
祭りとして定着したとされています。
ただ、定説ではなく、起源は明確にはわかっていません。
中秋の名月の時の食べ物、お供え物をわかりやすく解説
おはようございますッ!
今日は中秋の名月&満月。
朝からお団子&おはぎ食べました(´~`)モグモグ今はとってもいい天気ですが、午後は曇りになるとか…?
雲の隙間からでも、きれいな月が見えるといいですねぇ🎑✨#企業公式が毎朝地元の天気を言い合う pic.twitter.com/5uMoJ4mKtM— 信州Re:N with TOTEC(信州連) (@ShinsyuRen) September 20, 2021
豊作を祈る、あるいは感謝する祭りのため、米や芋などの農作物が食べ物となります。
また、それらの農作物を供えるのが一般的です。代表的なのは、月見団子でしょう。米を粉にして、団子を作ります。月に見立てて丸い形にします。団子の上にのる餡は雲を表現しているとされています。
里芋やさつま芋、豆、そして、稲穂に見立てたススキなども供えられます。
中秋の名月 2024年はいつ?
おはようございます!本日は中秋の名月。子どもの頃は母が毎年、ススキにお団子を飾ってお月見をしてました。ずいぶんとああいう行事やってないな。また大切にしたいな。(イラストはめでたいこさん作です。) pic.twitter.com/7wBw8y18PV
— 竹田えり(えりりょん) (@Eri_Takeda) September 9, 2022
中秋の名月は、月の満ち欠けによる旧暦(太陰暦)では、8月15日でした。旧暦では、7月、8月、9月が秋であり、そのちょうど真ん中の8月15日が中秋の名月になりました。
この旧暦の8月15日が今年は、新暦(太陽暦)で、2024年は9月17日(火)にあたります。この日が満月となります。
最近の中秋の名月は以下のようでした。
2023年 9月29日
2022年 9月10日
2021年 9月21日
2020年 10月 1日
2019年 9月13日
2018年 9月24日
2017年 10月 7日
2016年 9月15日
2015年 9月27日
月見の楽しみ方は?
空をご覧ください。
東に中秋の名月が昇りました。
見事な満月です。
写真は今、東京で撮影したものです。
皆様のところではいかがですか? pic.twitter.com/hN1gTafj2R— KAGAYA (@KAGAYA_11949) September 21, 2021
月見団子などを食べ、夜空に浮かぶ月を観賞するのが普通ですが、月見台を作って、名月を見るのも楽しそうです。一戸建てなら、庭や縁側に月見台を置くのもいいでしょう。マンションなら、ベランダや出窓に月見台を置くことができます。
月見台の上に、月見団子などのお供え物をのせ、食べ物を食べたり、ちょっとお酒を飲みながら、名月を観賞すれば、秋の思い出の1ページになります。ウサギやカニなど月の模様からいろいろな見え方を空想するのも楽しそうです。家族の会話も弾むでしょう。
中秋の名月のまとめ
今日は中秋の名月。こちらは、月に兎の暖簾でございます。グラデーションが美しい暖簾です。
85cm x 150cm
綿 100% pic.twitter.com/Uh8Rgdcl2D— 西村商店 浅草・合羽橋 (@nshmr2460) September 10, 2022
今年は、中秋の名月である9月17日は満月ではなく、翌日の9月18日が満月となります。ただ、美しい月を観賞することができるでしょう。暑さもすっかり和らいで、空気も澄むため、月の観賞には最適の時期です。
当夜が晴天になるかどうかはわかりませんが、たとえ、雨になっても、雨月を楽しむことができます。雨でも、その自然を愛でるのだそうです。7年前、東京地域は、雨月でした。
雲で月が見えないのは、「無月(むげつ)」といいます。中秋の名月の前夜の月は「待宵(まつよい)」です。「雨月」「無月」「待宵」を知って、日本の風流さをまた、感じることができます。
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