
冬至と言えば、かぼちゃを食べて、ゆず湯に入るという日本全国で共通する風習があります。一方の夏至の日の食べ物は何でしょうか。冬至のかぼちゃのような風習はあるのでしょうか。夏至とは何で、2025年はいつかも含めて夏至についてまとめました。
夏至の時の食べ物は? 冬至のかぼちゃのような風習はある?
今日は「夏至」。1年の中で、昼間が最も長くなる日です。昼間が最も短くなる「冬至」に食べるものと言えば、カボチャ。夏至には全国的に食べられている食べ物はありませんが、夏至ならではの食べ物がある地域も。例えば
●関東地方…新小麦で作った焼き餅
●関西地方…たこ
●香川県…うどん
など。→ pic.twitter.com/rhKezzgzNx— ゆき☃️6y&3y@離乳食・幼児食コーディネーター (@yuki_rinyusyoku) June 21, 2024
冬至のかぼちゃほど有名ではありませんが、各地には、さまざまな夏至の日の食べ物があります。郷土色豊かな、そんな食べ物を調べてみると、昔からの人々の願いが込められた「物語」がそれぞれにあります。
この夏至の日の食べ物は、田植えと大きく関係しています。50年くらい前、田植えは、今(4、5月)より遅い夏至の頃の6月下旬に行われていました。夏至の日の食べ物は、豊作を祈るという農民たちの願いと、田植え作業の労をねぎらい、体力を回復しようという農民たちの知恵が詰まっています。
身近な食物を手にする。夏至の時の食べ物がバラエティーに富んでいるのは、郷土色を加味したからです。では、早速、各地方の夏至の時の食べ物をみていきましょう。
関西地方 タコ
その中で、最も知られているのは、関西地方のタコでしょう。タコには、粘着質の8本の足があります。農民たちが田植えで、稲がタコの足のように、しっかり根付いてほしいという願いを込めて、タコを食べるようになったそうです。
豊作を祈る農民たちの心意気が、今も夏至にタコを食べる風習を作り上げました。
関東地方と奈良県、和歌山県の一部 小麦餅
収穫したばかりの小麦で焼き餅を作るようになりました。主に、神様に備えるもので、タコと同様、豊作を祈ったものです。一家で、あるいは、田植えを手伝ってくれた人々と食べることもあったといいます。それが現代にも引き継がれました。
奈良県や和歌山県の一部では、小麦にもち米を混ぜて、きな粉をつけて食べています。
香川県 うどん
収穫したばかりの小麦粉で、うどんを作って食べています。こちらは、昔、田植え作業での労をねぎらったもので、それが現代にまで続いています。讃岐うどんで有名ですが、うどんを食べる習慣は、こんな農作業からも生まれてきたのでしょう。
福井県 焼き鯖
こちらも、讃岐うどんと同様、田植え作業の疲れをいやす意味合いがありました。そこから生まれた風習です。栄養素の高い焼き鯖ですから、体力もつき、農作業もはかどったでしょう。暑い夏を乗り切る食べ物にもなっています。
その他の地域
京都では、水無月という和菓子を食べる風習があります。また、島根や熊本では、小麦で饅頭を作って神様に供えています。
夏至とは何? 読み方や意味は?
今日は、1年で1番昼間が長い #夏至 ☀
皆さん、夏至にちなんだ食べ物があるって知っていますか?全国共通で夏至に食べる物といえば「冬瓜」なんです★関東で販売中の「みょうが香る 冬瓜とジュレの和浸し」は今日にぴったりですね🥰
地域別にも特別なものを食べるようで調べてみると面白いですよ🔍 pic.twitter.com/PnkoP81Gik— Salad Cafe【公式】 (@Salad_Cafe_plus) June 21, 2024
夏至の読み方は、「げし」となります。
夏至は、1年の中で、昼間の時間が一番、長い日です。1年を24等分した二十四節気のひとつで、立春(2025年は2月3日)から数えて、10番目にあたります。
2025年の夏至はいつ?
今日は #夏至 「日長きこと至る」日です☀️地方によって風習や食べ物が異なるので、周りの人に聞いてみると面白そうですね。うちは冬瓜だったかな?
代表的な夏至の食べ物には、関西地方のタコ、京都の水無月、三重のミョウガ、福井の焼き鯖などがあるそうです。今日はぜひ昼の長さを楽しみたいですね♪ pic.twitter.com/rBUmy3RRld— 【公式】東京純豆腐 (@TokyoSundub) June 20, 2023
2025年の夏至は6月21日(土)になります。
次の二十四節気の小暑(2025年は7月7日)の前日7月6日までの期間を指すこともあります。
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夏至のまとめ
本日6月21日は夏至です
夏至には下記の食べ物を食べると良いそうです↓水無月って食べたことないのよね
うちの地元では売ってないの…
ういろうに小豆が乗った三角形の和菓子だそうな
美味しいのかな…🤤 pic.twitter.com/GsoOrpF383— みほ (@mihhohchang1970) June 21, 2024
日本の食文化は豊かです。夏至の時、いろいろな食べ物を食べて、その地域の風土や生活に思いをはせるのも楽しいでしょう。
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