季節感を大切に 申年にちなみ、神の使者とされる「神猿」がまつられた日枝神社に行き、七草粥を食べる

季節感を大切にしたいと思っています。「七草」だった昨日は朝、七草粥を食べて、正月の食の疲れを取り、その後、今年の干支である申にちなみ、神からの使者とされる「神猿(まさる)」がまつられている日枝神社(東京・赤坂)に行きました。過去の海外駐在では、なかなか七草粥も、お参りもかないませんでしたが、日本の良さ、そして、四季の移り変わりを改めて実感しました。

「七草」は、1年を自然現象によって72に分けた「七十二候」で、「芹乃栄(せりすなわちさかう)」にあたります。セリが盛んに茂る頃です。日本では、この日、旬の七草であるセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロを入れた「七草粥」を食べるのが伝統となってきました。七草には、食欲増進や、高血圧予防、内臓の機能強化などの効能があります。

米と水を鍋に入れて、お粥を作り、最後に、七草を入れて、少し煮たら出来上がり。塩梅をかけて味わい、1年間の無病息災と家内安全を祈りました。最近は、スーパーに行くと、七草セットが売られています。大衆食堂でも、七草粥がメニューに載っていました。

日枝神社の「神猿」は、夫の猿と、子供を抱いた妻の猿がまつられていました。縁結びで人気があるほか、「魔去る」から厄除け、「勝る」から勝ち運の御利益があるといいます。江戸時代は、幕府の守護神で、将軍家が厚く信仰してきたそうです。

「神猿」をよく見ると、どちらも、愛嬌のある顔、体つきです。今年も家族を大切にし、いい縁があることを祈りました。今後は、申(猿)にまつわるパワースポットを訪れ、申年の今年を1年間、感じ続けたいと思います。

DSC_6899
DSC_6896