長野県・大鹿村で、ハナモモの美しさに驚く 自然を愛する人々の心意気を感じて

 長野県南部、南アルプスの麓の大鹿村に行ってきました。東京・新宿から自動車で4時間余の距離です。桜の季節は終わりに近づいていましたが、野山に植えられたハナモモが満開を迎え、その美しさに驚きました。自然を愛する大鹿村の人々の心意気を感じました。

 新宿から中央高速道路を走り、諏訪湖から南下して、長野県南部の松川インターで下車。県道を経て、小渋川沿いを走り、大鹿村に到着しました。

 白、ピンク、赤のハナモモが村に入った途端、目に入ってきました。花の美しさを観賞するハナモモが家屋そばの庭や畑に植えられ、花を咲かせていました。山の斜面に、家屋とハナモモ、そして、新緑の季節を迎えて、緑も目立ち始め、それらの色の調和が鮮やかでした。庭先に、赤、黄、白、紫のチューリップを植えた家も多く、さらに彩りは増していました。

 フーッと深呼吸してみました。空気がとてもおいしく感じられました。

DSC_9782

 実のところ、ハナモモはよく知りませんでした。梅、そして、桜を見れば、春の花見は終わりとも思っていましたが、こんなに美しいハナモモを見て、本当に良かったなあ、と思いました。

DSC_9775

DSC_9767

 「大鹿は山また山で、いい景色」。大鹿村の観光ガイドには、こんな言葉が躍っています。春の桜祭り、夏の南アルプス大鹿登山口開山式、秋の紅葉、冬の白銀の世界など、大鹿村には、豊かな自然があります。今回は、乗用車による駆け足の旅でしたが、次回は、じっくり滞在して、大鹿村の自然を満喫したいと思います。

 また、大鹿村には、江戸時代から続く大鹿歌舞伎があります。村の人々が演じる歌舞伎で、春と秋の2回、村内の神社で公演が行われます。村の中で受け継がれてきた歌舞伎もぜひ、見てみたいと思います。