ウォルター・スコット 朝時間を大切にして、勉強や仕事で効率アップ 【偉人のスタイル】

 英国スコットランドの詩人・作家だったウォルター・スコットは、朝の時間を大切にし、勤務先の法律事務所に出かける前に、詩や小説などを執筆する創作活動をしました。叙事詩「湖上の美人」や歴史小説「アイヴァンホー」など多くの文学作品を生み出した原動力が、朝の時間の有効活用にあったことがわかります。

 スマイルズの「自助論」などによると、スコットは毎朝、午前5時に起き、身支度をしてから、朝食の午前9時まで、詩や小説、エッセイなどの原稿を書きました。それから、若い頃は、法律事務所、晩年は、エジンバラ最高民事裁判所で働きました。

 法律事務所などで働いて帰宅すると、夕食を食べた後、深夜まで読書や自分の勉強に取り組みました。読書と勉強で知識を吸収する。寝ている時、知識が潜在意識に働きかけたことでしょう。この毎日の地道な読書と勉強が執筆のための大きな力となったことは間違いありません。

 いろいろな本を読んでいると、朝時間を有効に使った人は多くいます。米国の文豪、アーネスト・ヘミングウェイも朝は午前5時起きでした。午前中に執筆し、午後は、趣味の釣りや狩り、射撃などに没頭、時には、昼からお酒を飲むこともあったと言います。大いに働き、大いに遊ぶ。午後の遊びが、仕事に役立ったことでしょう。

スポンサードリンク

 現代日本に目を転じると、経営コンサルタントの藤井孝一さんも午前5時に起き、散歩をした後、朝食を食べ、事務所で仕事をすると言います。「朝から活動することは、ひとつの成功体験」と著書「人が変わる『朝時間』の過ごし方」で書いています。経営コンサルタントでジャーナリストの中島孝志さんは午前4時に起き、正午まで8時間、仕事をするそうです。

 「たった30分でいいので早起きし、勉強すること」を訴えた「『朝30分』を続けなさい」(古市幸雄著)はかつてベストセラーになりました。

 朝の時間を大切にしたいものです。ビジネスパーソンなら、会社勤めから帰って夕食を食べると、仕事の疲れからすぐに眠くなってしまい、効率が上がりません。このため、夕食を取って、しばらくしたら、寝てしまうことにしたらどうでしょうか。

 すると、だいたい、午前4時頃に起きることができます。朝食を食べて会社に出かけるまで、読書をしたらどうでしょう。重要な個所を抜き書きし、思いついたアイディアをメモ帳に書き留めてはいかがでしょうか。早く目が覚めれば、読書時間が増えるため、午前2時に目が覚めた時は、ちょっと得したなあ、とも思えるでしょう。たとえ、午前6時に目が覚めても、十分、睡眠が取れたと納得できます。

 読書は未知との出会いで、とても楽しい時間になります。いつか、この読書が役立ってくれたらいいなあ、とも思えます。

スポンサードリンク