寝る前に本を読む 効果のある読書術とは? 潜在意識を活かした読書術を7つのポイントで解説! 【情報力アップ】

 寝る前に本を読むことはとても大切です。効果のある読書術になります。意識のうち8、9割を占める潜在意識を活用することで、記憶を強化し、新たな発想を得ることも多くあるからです。本を読んで考えると、「化学反応」を起こすこともしばしば実感できます。

 私が実践している読書術を7つのポイントで解説します。

ポイント1 潜在意識を活用する

 「寝ている時間に脳を働かせることができれば、睡眠時間をいっさい削らずにすむ。つまり、睡眠そのものを『新しい勉強時間』に変えてしまえばいい」

 「『寝る前30分』を変えなさい」の本の著者、高島徹治さんは、本の「はじめで」で、こう書いています。

 そのうえで、高島さんは、

 「(寝ている間は)膨大な量の情報を整理しながら、長期記憶として保存すべきは保存して、消去してもいいものは消去する」

 「睡眠は単なる休息ではありません。脳科学的にみていくと、脳は睡眠中に記憶を強化したり、『ひらめき』を促したり、それらの副産物として夢を見たり、さまざまな活動をしています」

 と睡眠のシステムを解説してくれています。

スポンサードリンク

「寝る前30分」を変えなさい (PHP文庫)

新品価格
¥565から
(2020/4/7 17:25時点)

 「潜在意識は絶対にものを忘れることはありません」

 「潜在意識がある一定の刻印を受けると、それを必ず実現の形にしてこの世に顕わさずにおかない性質です」

 「マーフィー眠りながら成功する」(ジョセフ・マーフィー著)も潜在意識の力を指摘しています。

 こうした睡眠を知ると、寝る前の30分、読書をすることが有効であることがわかります。

ポイント2 面白いと思った個所、重要な部分を読む

 寝る前は、それほど長い時間ではありませんので、一度あるいは何度か読んで、面白いと思った個所、重要な部分をどんどん読んでいきます。私は、ポストイットを張るか、赤鉛筆で赤線を引いてありますので、それらの目印を中心に、ベッドに横になりながら読んでいきます。

 時には、その周辺で、気になった個所も合わせて読んでいきます。

 ジャンルは問いません。ビジネス書、伝記、国際情勢を分析したもの、小説などです。本棚に目を凝らし、「今夜の本」を選びます。

ポイント3 気づいた点、アイディアを書き込む

 面白いと思った個所などを読んでいくと、新たに、気づく点、アイディアが出て来ることがあります。そうした時は、本の余白に、それらのアイデァなどを書いていきます。

 自分の思考が次第に深まっていくのを実感できます。

スポンサードリンク

マーフィー眠りながら成功する (上) (知的生きかた文庫)

新品価格
¥565から
(2020/4/7 17:28時点)

ポイント4 1回5~10冊の本を読む

 寝る前ですから、高島さんも指摘するように、30分程度になるでしょう。この時間ですから、1冊10分程度で目を通すようにします。面白い箇所などはすでに分かっていますから、10分程度で十分です。

 最初から最後までを読む必要はありません。1冊の中で1か所だけを読むということでもいいでしょう。前書き、あとがきだけでも十分、効果があります。

 1回にできるだけ、多くの本を読んだ方がいいと思います。できれば、分野の異なる本が「化学反応」が起きることも多くあります。

ポイント5 アイディアを手帳やノートに書き移す

 何回も読んで生まれたアイディアはとても貴重なものです。本の余白に書いておくだけでなく、少し時間が経過したら、手帳やノートに書き移します。こうすることで、貴重なアイディアから、また、新たなアイディアが生まれることが多くあります。

 純度が高まるという感覚でしょうか。

ポイント6 寝る前に読む本をストックする

 寝る前に読む本は、何度読んでも気づきのあるものです。これらの本を見つけるために、日頃から、本を読み、寝る前に読む本をストックする必要があります。1冊1冊、丁寧に読み込んで、寝る前の本をストックしておきます。

 私は、ベッド横の書棚に、寝る前に読む本を並べています。その日の気分によって、10冊くらいを手に取り、読んでいきます。何度も何度も読んだ本が集まってきますから、ボロボロのものも多くあります。そんなボロボロの本を見ると、内容がすぐに思い出せるのはもちろんですが、とても愛着がわいてきます。

 ある日の寝る前の読書を紹介しましょう。以下のような本を読みました。

 「知的生活」(P・G・ハマトン著)
 「福翁自伝」(福沢諭吉著)
 「断腸亭日乗」(永井荷風著)
 「葉隠」(奈良本辰也訳著)
 「幸福論」(アラン著)
 「自助論」(S・スマイルズ著)
 「砂漠の砂」(松本清張著)
 「マーフィー眠りながら成功する」(ジョセフ・マーフィー著)

 などでした。

スポンサードリンク

マーフィー眠りながら成功する (下) (知的生きかた文庫)

新品価格
¥565から
(2020/4/7 17:27時点)

ポイント7 寝る前の環境を整える

 1日の終わりですから、疲れているのは仕方ありません。逆に、そんな疲れは心地よい入眠を促してくれます。

 気を付けたいのは、できるだけ、アルコールを飲まないようにしておくことです。アルコールが入ると、思考が鈍くなりやすくなります。寝る前の読書の効果が大きく落ちてしまいます。私もお酒が好きなので、自分の体験からの教訓です。

まとめ

 私は会社員時代、海外出張する時は、50冊くらいの単行本、文庫本を抱えていくことにしていました。確かに重くて持ち運びは大変でしたが、異国であることも相まって、寝る前の読書をすると、多くのアイディアを得たように思います。

 今は日本ですが、毎朝4時くらいに起床して、また、読書をすることにしています。この時は、何度も読んだ本にこだわりませんが、前夜の寝る前の読書の影響か、さまざまなアイディアが出てきて不思議に思うことも多くなってきています。

新聞スクラップのやり方 何度も繰り返して読んで、情報力アップ 7つのポイントに注目! 【情報力アップ】