読書して、データベースを作る 書く力をアップするために

 「仕事が速い人の手帳・メモ・ノート超活用術」を読み返していたら、著者の中島孝志さんが、読書をしてインプットし、データベースを作っていることを知りました。書くというアウトプットのためには、地道なデータベース作りが不可欠なことを改めて感じました。

 中島さんは、本を「カード情報」に落とし込む方法として、以下のようにまとめています。

 ①ポスト・イットでマークする
 ②マークした部分をパソコンにインプットする。あるいはカード化する
 ③本から浮かんだ自分の考え、意見、アイディアはカードにメモする
 ④テーマ、タイトル、キーワード別のインデックスを作る
 ⑤カードホルダーに保存する。

 そして、関連しそうなカードを取り出し、一つ一つ睨めっこしていくといいます。ひらめきやアイディアをさらにカードに書き込み、グループ分けします。そして、「代表カード」のようなものを作るそうです。これをブラッシュアップすれば、ひとつの企画ができあがると言います。書籍であれば、「代表カード」がそのまま本の章構成になることもあるとしています。

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仕事が速い人の「手帳・メモ・ノート」超活用術

 これは、中島さんも言うように、川喜田二郎さんのKJ法を応用したものです。

 本を「カード情報」に落とし込む方法のうち、①のポスト・イットでマークするのは普通、多くの方が行っていると思いますが、②以下のプロセスを実践している人々はそう多くないでしょう。時間はかかるかもしれませんが、データを蓄積、分類しておくことの大切さをもう一度、考えてみたいものです。

 中島さんは、「執筆を一つの仕事にしている立場上、正確な記録がどうしても必要になるからだ」と書いています。

 情報をうまく保存できないか、は大きな課題です。中島さんの本を読むと、改めて、カードの重要性が認識できます。マークした部分をカード化するという部分では、正確を期し、時間を節約するために、本の重要部分をコピーして貼り付けてもいいかもしれません。

 自分のためのデータベースは必ず、必要になります。試行錯誤は続きますが、このデータベースを何とか作り上げ、活用できるようにしたらいいでしょう。

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