インドの首都ニューデリーでは、生活の場となる住宅を探すのに苦労します。電気や通信網、水道などインフラ整備がまだ十分でなく、これらを満たす物件が限られているからです(トップの写真は、写真ACのものです)。
前任者から引き継ぐ
ビジネスパーソンの場合、一番いいのは、前任者から住宅を引き継ぐことです。インフラ整備がおおむね一定の基準に達しており、安心です。子供の教育が気になる人も、日本人学校などの近くにあることが多くなっています。通学に便利です。
新しい住居を探す場合は、前任者からニューデリーの住宅事情を聞いてから物件にあたるのがいいでしょう。どの地域が、日本人の生活スタイルにマッチするかがわかります。
インフラ状況
停電は日々、何回かあります。そのたびに、自家発電機が自動で動き、生活に必要な電気を確保しますが、新しい住宅にした場合、停電の頻度がもっと多いかもしれません。自家発電機の設置も大変でしょう。
電話回線が切れることもあります。インターネットの通信網も脆弱です。
新たな住居探しは大変
住宅物件が限定される中、新しい住居を探すのは骨が折れます。私は前任者が借りていた家が契約切れとなり、延長できなかったため、地元の不動産屋さんに頼んで、多くの物件を見て回りました。
最低限のインフラが整った物件がなかなか見つからず、赴任してから、やっと2か月後、新しい住居が見つかりました。引っ越しした当日の夜、停電に見舞われ、朝まで、真っ暗な中で過ごしました。電気の有難さを感じたものです。
まとめ
住宅は、インドで新しい生活を始めるうえで、とても重要になります。住宅費がやや高めになっても、日々の生活が便利にできるというのなら、こちらの利便性を優先すべきでしょう。
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