「青天を衝け」(NHK大河ドラマ)の原作は? 題字は、誰が書いた?

 「日本の資本主義の父」と呼ばれ、約500の企業や団体の設立に携わった渋沢栄一。その渋沢の人生を描いたNHK大河ドラマの「青天を衝け」が2月14日、放映開始となります。原作はどうなっているでしょうか。題字は誰が書いたかも含め、「青天を衝け」についてまとめました(トップの写真は、埼玉県深谷市にある渋沢栄一の生家)。

「青天を衝け」(NHK大河ドラマ)の原作は?

 「青天を衝け」の原作はありません。多くのヒットドラマを手掛けた大森美香さんが脚本を担当しています。

 大森美香さんは、NHKのインタビューで、「渋沢栄一さんは何歳になっても『今度はこれをやろう』と考え、『みんなが幸せになっているかな?』とずっと気にしていた人で、なんてパワフルなのだろうと思って。ジタバタともがきながら、『がんばろう、がんばろう』と、一見、落ち着きのない人に思われるかもしれませんが、ずっと元気に前向きに生きる栄一さんお姿を描いていきたいです」と語っています。

 大森さんは、2015年の連続テレビ小説「あさが来た」の脚本も手掛けています。この時は、渋沢栄一を「銀行の神様」として描いたそうですが、今度は、「青空を衝く勢いで時代を駆け抜けた、血気盛んな人間味あふれる一人の男として」描いていきたいとしています。

 大河ドラマで描かれる渋沢栄一が楽しみです。

 大森美香さんは福岡県生まれで、青山学院女子短期大学を卒業後、名古屋テレビ勤務を経て、脚本家になりました。

 NHKの連続テレビ小説「風のハルカ」
 NHKの連続テレビ小説「あさが来た」
 フジテレビ「不機嫌なジーン」
 MHK「眩~北斎の娘」

 など人気作を手掛けており、多くのドラマファンから、「青天を衝け」の放映に期待する声が高まっています。 

題字は、誰が書いた?

 「青天を衝け」の題字は、美術評論家で写真家の杉本博司氏が書きました。東京とニューヨークを拠点に世界で活躍しています。

 「近代日本という青天を開くために暗雲の江戸を衝き、輝かしき万札の顔となる人物。その人にふさわしい題字を心に描き、運筆いたしました」と公式サイトで語っています。

まとめ

 「青天を衝け」で、江戸から明治への激動期を生きた渋沢栄一がどう描かれるのか注目です。日本が大きく動く歴史もぜひ、学びたいものです。

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