年末が近づくと、冬至がやってきます。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」「病気にならない」と昔から言われていますが、冬至にかぼちゃを食べる意味、理由は何でしょうか。また、冬至は2024年はいつでしょうか。冬至についてまとめました。
冬至にかぼちゃを食べる意味、理由は?
かぼちゃのいとこ煮|ならわし
冬至の日にはβカロテンやビタミンEをたっぷり含んだかぼちゃを食べ、無病息災を願います。
邪気を祓うといわれている小豆を一緒に煮込んだ「いとこ煮」を作りいただく地方も。
寒い冬は栄養たっぷりのかぼちゃで乗り切りましょう(*'ー'*)♪#冬至 #かぼちゃ pic.twitter.com/O7UHMMYwQ0
— 暦生活 (@543life) December 21, 2019
冬至にかぼちゃを食べる意味、理由は、主に2つの説があります。
かぼちゃには、豊富な栄養素が含まれているから
まず、最初の説は、かぼちゃには、豊富な栄養素が含まれているからといものです。
かぼちゃには、ビタミンAをはじめ、
カロチン
ビタミンC
ビタミンE
カルシウム
鉄分
など多くの栄養素が含まれています。
このため、
風邪
動脈硬化
脳卒中
などの予防にいいとされています。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」などと言われるのは、こんな栄養素の高さにあります。
また、かぼちゃは夏に収穫される野菜ですが、切らない限り、長期保存ができるため、野菜の少なくなる冬に食べられるようになったと言われています。
冬至にかぼちゃを食べる習慣は江戸時代から始まったとされています。かぼちゃが冬の栄養源として人気が高かったことがわかります。かぼちゃの栄養を感じて、食べたいものです。
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運気を上げるから
冬至にかぼちゃを食べる意味、理由の第2の説には、運気を上げるからというものです。
「運盛り」という言葉があります。「ん」が2つ、つく物を盛って供える、あるいは、食べると、運気が上がるという考え方です。
かぼちゃは漢字で、「南瓜(なんきん)」と書き、ちゃんと、「ん」が二つ入っています。
冬至七草とは
「冬至の七草」
冬至の日は名前に「ん」のつくものを食べると運が呼べるとされており、
「なんきん」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」は冬至の七草と呼ばれます(*^^*)#暦生活 #冬至 #七草 #なんきん #かぼちゃ #冬 #新日本カレンダー #文房具 pic.twitter.com/o81kRECZht— 暦生活 (@543life) December 22, 2017
「ん」が二つ入った7つが「冬至の七草」と呼ばれています。
かぼちゃの南瓜(なんきん)をはじめ、
蓮根(れんこん)
人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
饂飩(うんどん)=うどん
の7つです。
春の七草、秋の七草に比べると、冬至の七草の知名度は少し低いかもしれません。ただ、季節感があって、日本らしさが伝わってきます。
冬至の七草をかごに盛ってもいいでしょう。そして、食べてもいいでしょう。昔からの習慣を大切にしたいものです。
冬至におすすめの食べ物
冬至かぼちゃでググるとわりと全国的な郷土料理らしいのに全く知らなかった(九州人 https://t.co/CgogI5SD59 pic.twitter.com/wVj6RHAX1p
— 新篠山鰊 (@7hgNrYFpj8cqY6a) August 18, 2024
冬至七草のように、冬至に食べるといい、とされている食べ物があります。
冬至粥
小豆で作ったお粥です。小豆の赤色は邪気払いにいいとされており、冬至粥を食べることで、運を呼び込めると言われています。
いとこ煮
さらに、その小豆とかぼちゃを煮たもので、東北地方の郷土料理です。邪気払いと、運気アップができるとされる食べ物です。
砂おろし
こんにゃくを食べるものです。こんにゃくを食べると、体内の砂を出すと言われたことから、食べられるようになったものです。
かぼちゃしるこ
しるこにかぼちゃを入れて食べます。主に北海道で食べられています。
冬至は2024年はいつ?
冬至は2024年12月21日(土)です。
冬至とは
【12月22日 冬至】
今日は二十四節季の『冬至』
一年で昼が一番短い日。冬至七種(とうじななくさ)と言い、『運盛り』『ん(運)』が2つ入った物を冬至に食べると運を引き込めるそうです。
かぼちゃ(なんきん)・人参・蓮根・銀杏・金柑・寒天…他になにかあるかな?
冬至七種で運気アップ✨ pic.twitter.com/cMFiXs9mn3— なおみん☺︎『おいしい漢方365』📖出たよ♪ (@naominkubo) December 22, 2023
冬至とは、1年を季節の移り変わりによって分けた二十四節気の一つ(その年の最後)です。
日本のある北半球では、太陽の位置が最も低くなり、日照時間も最も短くなります。冬至を境に昼間の時間は日に日に長くなっていきます。
冬至は太陽の最も弱い日で、その後は回復してくるとの考えから、人間の運も上向いてくるとして、「一陽来復」の思想もあります。
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まとめ
2月4日
◆2023年立春◆
二十四節気において、春の始まりであり,1年の始まりとされる日。古代中国では冬至日を1年の区切りにしていましたが,だんだんと「春から1年が始まる」という考えになりました。国民に季節の運行を知らせることは,王の大事な役目であり,冬よりも春の方が重要な季節だったのです。 pic.twitter.com/3jzJenbBvt— kazu (@kazu409366471) February 3, 2023
かぼちゃをはじめ、冬至におすすめの食べ物を見ていると、生活の知恵と言えるものばかりです。冬至にだけこだわらなくても、これからの季節の中で、ひとつひとつ味わってもいいでしょう。日本の歴史と四季の移り変わりを感じ取ることができます。
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