節分の柊鰯の意味や由来は? いつからいつまで飾る? 作り方は簡単

 柊(ひいらぎ)の木の枝に、鰯(いわし)の頭? ちょっと奇妙な光景に映りますが、これは、毎年節分(2020年は2月3日)前後に行われる風習です。 柊鰯とはどんな風習なのでしょうか。意味や由来、そして、いつからいつまで飾るのかなどについて、まとめてみました。

 ◇節分の柊鰯の意味は?

 柊鰯は、焼いた鰯の頭を柊の木の枝に刺したもので、家の玄関の軒下や門などに下げます。

 古くから、臭いもの、とがったものには、魔除けや厄除けの効果があると信じられてきました。鰯の臭さで、邪気の象徴である鬼を追い払ってしまう。それでも、鬼が家の中に入ろうとしたら、柊の枝で刺してしまう。柊鰯の風習には、そんな願いが込められています。

 昔は、立春から新年が始まりました。その前日、大晦日の節分に、柊鰯を玄関などに下げるのは、豆を鬼に投げつけて、鬼を追い払ってしまう豆まきと共通しています。良い新年を迎えるための重要な風習だったことがわかります。

 ◇節分の柊鰯の由来は?

 柊鰯の風習は、平安時代に始まったとされています。当時は、正月飾りに、柊鰯を刺す形で、魔除けや厄除けが行われていました。鰯のほか、ボラの頭を刺していたとも言われています。この風習は脈々と続き、江戸時代になって、大流行しました。

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 ◇節分の柊鰯は、いつからいつまで飾るか?

 地域によって異なりますが、節分前後というのが多くなっています。1月16日の小正月から玄関の軒下などに下げ始める地域もあります。節分の日だけ、翌日の立春の日まで、2月いっぱい、ひな祭りまで、長くなると、1年間、玄関や門に下げて置く地域もあります。

 現在、住んでいる地域の慣習に従って、柊鰯を下げておけばいいでしょう。

 ◇節分の柊鰯の処分方法は?

 柊鰯で魔除け、厄払いができたら、処分することになりますが、処分方法もさまざまです。塩で清めて捨てるのが一般的でしょうか。自宅で焼き、灰を玄関や門にまくのもいいでしょう。時間がうまくあえば、神社に持って行って、お焚き上げしてもらうこともできます。魔除け、厄除けの願いを込めて、処分したいものです。

 ◇まとめ

 柊鰯の作り方は簡単です。まず、葉のついた柊の枝を1本用意します。鰯を焼き、頭を取って、柊の枝に刺せば、完成です。東京など首都圏では、柊鰯を作る所は減っていますが、節分を機に、もう一度、この伝統的な風習を見直したいものです。

 トップのイラストは、「いらすとや」のものです。

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