王子稲荷神社の凧市2020 日程や由来、ご利益は? 火事除けを願い、江戸時代から続く伝統行事

 東京・王子稲荷神社で2020年も、2月の午(うま)の日に凧市が行われます。日本にはいろいろな市がありますが、凧市はユニークなものと言えるでしょう。火事除けを願った市で、江戸時代から続いてきた伝統行事です。

 凧市の日程や由来、ご利益、混雑などを調べてみました。

 ◇王子稲荷神社の凧市の日程・場所

 午は、干支の「うま」のことで、2020年は

 初午が  2月 9日(日)
 二の午が、2月21日(金)

 となります。

 両日とも午前10時から午後6時まで

 場所は以下の通りです。

 王子稲荷神社 北区岸町1-12-26
 電話 03-3907-3032

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 ◇王子稲荷神社の凧市の由来

 江戸時代、明暦の大火(振袖火事)や天和の大火(八百屋お七の火事)、宝暦の大火(明石家火事)など火事が多かったため、庶民が火事防止を願って、王子稲荷神社で、火事除けの御守りとして、奴凧を買い求めたのが最初です。

 凧は風を切って上空に上ることから、火事の原因となる風を抑えるとして、「火防(ひぶせ)の凧」と呼ばれました。

 以後、日本の伝統行事として受け継がれてきました。

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 ◇王子稲荷神社の凧市のご利益
 
 凧市の期間中、神社境内の社務所では、その「火防の凧」が売り出されます。縦約20センチ、横約25センチの凧で、価格は1400円前後です。

 凧を買うと、無病息災、家内安全、商売繁盛、開運のご利益があると言われています。

 ◇参拝客

 2日間で、約5万人が「火防の凧」を買い求めて、王子稲荷神社を訪れます。屋台も出店、活気を見せます。

 ◇王子稲荷神社へのアクセス

 電車が便利です。
 JR王子駅、東京メトロ南北線王子駅から徒歩で約10分
 都電荒川線王子駅前駅から徒歩で約20分

 ◇日本各地にある稲荷神社とは

 稲荷神社には、稲荷神(いなりのかみ)が祀られています。稲荷神は、稲荷大明神、お稲荷様、お稲荷さんとも呼ばれます。この稲荷神と庶民の間を橋渡しするのが、よく知られている狐です。この狐のために、いなり寿司や油揚げを供える慣習があります。

 王子稲荷神社に見られるように、江戸時代、日本各地で、稲荷神社の創建が急速に進んだといい、現在は、全国に、3万以上の稲荷神社があります。その総本社が、京都の伏見稲荷神社で、初午だけでなく、多くの人々が訪れます。

 ◇王子稲荷神社の凧市のまとめ

 凧市も大切にしたい日本の伝統行事のひとつです。凧はよく耳にするものの、凧市を訪れたことのある人はそう多くないでしょう。凧市を訪れ、凧の絵柄を楽しむ。気に入ったら、購入してみる。そんな小さな体験から、凧市と接してみたいものです。

 トップのイラストは、「いらすとや」のものです。

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