心を磨く掃除には、体力も不可欠 歩いて鍛えることを徹底
  枡野俊明さんの新著「片づける 禅の作法」を読んで、掃除に取り組み、ピカピカの美しさに快適な日々を過ごしていますが、意外な問題にも直面してしまい ました。思うように体が動かず、てきぱきと掃除ができないことです。中高年ゆえ、無理は禁物ですが、もっと歩いて体を鍛えようと思っています。

一列になって、床を雑巾がけする―。禅寺での雲水(修行僧)をイメージすると、掃除と言えば、こんな場面が頭に浮かんできます。古着を再利用して作った雑 巾で、リビングなどの木製の床を磨こうとしゃがみましたが、うまく、屈むことができません。雑巾で床を拭きながら、前進することができません。1歩がやっ とでしょうか。

仕方がないので、膝をついて、床を磨き始めましたが、今度は、膝がしらが痛くなってきました。何とか、拭き終えましたが、その他の部屋を拭くたびに、小休止が必要な状況でした。小学生の頃は、一列の雑巾がけなど簡単にできたのですが。

ただ、雑巾がけの効果は抜群です。リビングなどの掃除は、立ったままで、床拭きができるタイプの掃除用具を使用していましたが、それに比べると、雑巾がけした床はピカピカに輝いています。雑巾の威力を見直しています。

この床を見るだけでも、気持ちが落ち着き、癒されます。

家族とも、暖かい気持ちで一日を過ごすことができます。

枡野さんは新著の中で、「あなたが掃除する姿が、家族を変える」として、「あなたが無言で掃除する姿と、掃除が行き届いた部屋は、『きちんと片づいた部屋 で気持ちよく生活しましょう』というメッセージになります。少し時間はかかるかもしれません。しかし、そのメッセージは必ず相手に届きます」と書いていま す。

もともと、片づけができず、妻から時々、叱られていたのは私のほうですが、今まで以上に、家族みんなが掃除の行き届いた部屋で暮らすことができれば、楽しい生活になるでしょう。

「1日8000歩、うち20分は早歩きで」。先日のブログで書いた目標を繰り返し、口に出し、街を歩きたいと思います。