地元・川崎を深く知る 京浜工業地帯に行く 工場夜景も撮影して

 地元をできるだけ深く知りたいと思っています。川崎に住んで、まもなく3年になりますが、知らない場所も多く、市の東部にある京浜工業地帯も、その一つです。工場夜景に興味を持ったこともあり、再度、京浜工業地帯に行ってみました。

 「遠いなあ」というのが第一印象でした。JR川崎駅東口から、市役所通り、富士見通りと続く国道132号線を東に向かい、家庭用自転車のペダルをこぎ始めましたが、なかなか、着きません。30分以上は走ったでしょうか。ようやく、千鳥運河にかかる千鳥橋に到着し、工場群を目にすることができました。

 京浜工業地帯は、中京、阪神、北九州と並ぶ4大工業地帯のひとつで、太平洋ベルトを形成し、日本トップクラスです。化学、鉄鋼、機械など重工業の会社が多いのが特長です。

 千鳥橋から眺めると、プラントが立ち並び、水蒸気や火炎が煙突から上っています。夜間になっても、稼働し続ける様子を見ると、日本工業地帯の大動脈であることが感じられます。現地に到着したのは夕方でしたが、会社・工場からは、勤務を終えた多くの社員が帰途を急いでいました。国道では、川崎駅へ向かうバスがひっきりなしに走り、多くの人々が働く一大工業地帯であることがわかります。

 千鳥橋には、工場夜景をする人々も多く、私も、撮影技術はまだまだなものの、写真を撮ってみました。

 小学校の教科書で、京浜工業地帯については学びましたが、現場の様子を自分の眼で見るのは、これまでありませんでした。先に工場夜景は撮影しましたが、どんな工場があるのか、どんな人々が働いているのか、また、その表情は?、などをじっくり観察する時間はありませんでした。、

 現場感を大切にしたいと思ったのは、先のブログで書いた通りです。

 川崎と言うと、「駅東口の雑踏」や「公害」というイメージもまだ、残っていますが、今や、西口には、商業施設ができ、街の「顔」も大きく変わってきています。川崎の街の歴史を調べるととともに、一歩一歩、市内を歩き、自分なりに川崎をどうとらえるかを考えていきたいと思います。

 高校を卒業して上京してから、海外を含めて、20か所以上の街で暮らしてきました。今は遠いパリやウィーンなどでも、実際に歩いたため、街の様子は鮮明に思い出すことができます。歩いて疑問に思って歴史も調べたため、街はいわば、自分の一部になっています。今度は、再び、パリなどを訪れ、街の変化を比較しようと思っています。

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