鉄道情報満載の「鉄道ペディア」は2号目も面白く ななつ星in九州や東海道本線、東京駅など読みごたえもあって

 名列車や鉄道路線、車両、名駅舎などの鉄道情報を満載した週刊大百科事典の「鉄道ペディア(てつぺでぃあ)」はやはり、面白いなあ、と感じました。2号目は、創刊号よりもレベルが落ちることがありますが、今回購入した2号目も、際立った面白さを保っています。日本初の鉄道クルーズ専用列車の「ななつ星in九州」、鉄道輸送の大動脈・東海道本線、名駅舎の東京駅の3つの記事に特に興味を持ちました。

 情報を一つ一つ収集して、積み重ねていく。そんな楽しさが増しそうです。

 「見たい、知りたい!鉄道ビジュアル大百科事典」のサブタイトル通り、2号目も創刊号と同様に、どの記事も楽しく読むことができます。まずは、「ななつ星in九州」です。2013年10月に運行を開始したクルーズ専用列車ですが、まさに、「列車に乗ることを旅の目的に高めた日本初の豪華な『クルーズトレイン』」となっています。すべて個室の寝台客車5両と、ダイニングカー、ラウンジカー各1両の計7両編成ですが、定員は30人という少なさで、これだけでも、豪華さがわかります。

 JR九州の「クルーズトレインツアーデスク」や旅行会社のツアーに申し込む形で、3泊4日、1泊2日の2コースがあります。2人1室使用で、3泊4日コースが1人あたり53-85万円、1泊2日コースが同じく25-39万円となっています。「日本最上級の和の空間」が個室に取り入れられ、食事は、旅行中、九州各地の名店が地方色に富んだものを提供してくれます。

 九州各地の景色を見ながら、食事や会話を楽しむ。一度は、乗りたくなる列車です。旅に関する考えもきっと、変わるでしょう。

 東海道本線は、会社員時代に乗っていた路線なので、親しみがあります。明治5年(1872年)の新橋-横浜間の開業後、東京ー神戸間589.5キロに達した東海道本線が、絶景車窓、横浜駅の歴史、名産・名物、名列車などで紹介されています。接続路線や名列車については情報量も多くありますので、じっくり読み込もうと思います。

 名駅舎の東京駅も会社員時代、乗降した駅ですので、よく知っていますが、今一度、この週刊誌に載った歴史などを読み返し、東京駅の構内、構外を巡ってみるつもりです。新しい発見もあるはずです。

 どの写真も鮮明で、いいアングルのものが多く、見るだけでも楽しむことができます。特別付録の「京都鉄道博物館」は2016年4月29日にオープンする同博物館を紹介しています。

 実際に自分で歩いて、鉄道に関する情報も収集していきたいと思います。「鉄道ペディア」の情報と合わせたら、鉄道に関する情報は厚みを増し、自分だけの百科事典を作ることができます。