「遊びの品格」(川北義則著)を読み返し、「平日温泉一人旅」をしている男性の話に興味を持ちました。平日、会社が終わったら、1時間ほどの近郊の温泉宿に一人で行き、温泉と食事を楽しみ、翌朝、宿から直接、会社に出社するのだそうです。面白いアイディアです。会社とプライベートがうまく使い分けられています。きっと、仕事にも、いい効果が出ていると思います。
「一人旅のいいところは、何といっても、自分の好きなように時間が使えて、多くの出会いがあることだろう」
「旅の味わいは道草にある。在来線でのんびり移動し、ふと思い立ったら、途中下車して、名もない町をあるいてみる」
川北さんは、この温泉の話のほかに、一人旅について、こう書いています。
私も、東海道線に乗り、日帰り旅を時々、することにしています。ちょっと豪華に、グリーン車に乗り、弁当を食べ、車窓の景色を楽しむことにしています。予定のない旅ですが、ぼんやりと考えることができて、リフレッシュできます。「一人の時間を孤独ではなく、自由で贅沢だと思えるような心の豊かさを若いうちから身につけることだ」と川北さんも書いています。
東京やその近郊には、たくさんの温泉があります。温泉と電車を組み合わせた小さな旅は、心を癒すものになりそうです。
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