バスタ新宿は、日本最大のバスターミナルです。全国の主要都市を結び、以前のバス乗り場に比べて、利便性が大幅にアップしているのが特徴です。このバスタ新宿への行き方はどうなっているのでしょうか。駅のどの改札が便利でしょうか。施設や便数などを写真とともに、紹介します。
新宿の新名所ともなったバスタ新宿を大いに利用しましょう。
◇バスタ新宿への行き方は?
「もっとスムーズに、もっと便利に。高速バスの乗り場が集結、新宿南口から日本全国へ」
バスタ新宿のパンフレットにこう書かれているように、新宿南口がバスタ新宿の場所のイメージとして定着しています。実際、JR南口で下車した場合、道路を一本、横断歩道で渡れば、バスタ新宿に到着します。具体的には、トップの写真の左から右へ横断歩道を渡ればOKです。
ただ、同じJR新宿で下車した場合は、バスタ新宿のある「JR新宿ミライナタワー」に、より近い以下の3つの改札が便利です。
・ミライナタワー改札
・新南改札
・甲州街道改札
いずれの改札も2階にあります。
バスタ新宿のパンフレット
バスタ新宿のパンフレット 改札口の位置が確認できます。
京王線、小田急線、都営大江戸線なら、これらのJR改札口に近い、それぞれの改札を出ればいいでしょう。徒歩3分から5分でアクセスできます。
◇バスタ新宿とは?
では、バスタ新宿の施設や高速バスの便数はどうなっているのでしょうか。
バスタ新宿は、2016年4月4日にオープンしました。新宿南口、西口など周辺の19か所に散在していた高速路線バスの乗降場を1か所のバスタ新宿に集約、39都府県300都市を結んでいます。
3階にバスの到着場、4階にバスの乗り場があります。停車場は、3、4階で合計15か所。4階の乗車券発券カウンターには、発車時間、行先、経由地、運行会社などを示す電光掲示板があり、まるで、空港のチェックインカウンターのようです。乗車口にも同様の電光掲示板があり、迷うこともなさそうです。
4階のバス乗り場(5階から)
4階のバス乗り場
4階のバス乗り場
4階のバス乗り場にある電光掲示板
4階発券カウンターの電光掲示板
4階カウンターの自動券売機
パスタ新宿には、118社のバス運行会社が乗り入れており、1日の発着便数は約1600便、乗降客は約4万人になります。ピークとなる夏場には、1日1625便になります。
バスの到着場のある3階には、タクシーの乗降所(最大30台の駐車が可能)もあり、バスを降りての乗り換えも容易にできるようになっています。
3階のタクシー乗り場
また、3階には、東京都が運営する「観光情報センター」があります。午前6時半から午後11時まで開いており、日本語、英語、中国語、韓国語を話すスタッフが観光案内にあたっています。大型の電子掲示板には、日本全国の観光地や祭り、風習、産業などが流れ、今と昔の日本を理解できるようになっています。カウンター席では、和服姿の女性が丁寧に応対してくれます。
3階の観光情報センターで、観光客の応対にあたる和服姿の女性
カウンターのテーブルには、タブレットが置かれています。日、英、仏、独、スペイン、中国、韓国、タイの9か国の言語に対応、交通、イベント、ショッピング、ファーストフード、グルメ、宿泊などの情報が網羅されています。東京の概要や旅の基礎知識もあり、旅行客には、役立つ情報が盛りだくさんです。
タブレットには、観光情報が満載
タブレットのグルメ情報
観光先進国を目指す日本にとって、重要な拠点になっています。
2、3階には、歩行者デッキがあります。1階を走るJRの列車を見ながら、しばし、木製の椅子に座り、しばし、休むことができます。6階には、ガーデンがあり、こちらでも、木々や植物の緑を楽しみながら、時を過ごすことができます。屋上の緑には、いつも癒されます。レストランもあり、昼休みに立ち寄ることもできるでしょう。
2階の歩行者デッキ(オープン当時、現在、改修中)
2階の歩行者デッキ(オープン当時、現在、改修中)
6階のガーデン
6階のレストラン
4階のサウステラス
隣接するミライナタワーにも通じており、商業施設の「ニュウマン」でショッピングを楽しむこともできます。新宿駅周辺の人の流れは大きく変わり、バスタ新宿は、その核になりそうです。
ニュウマンの入り口
高島屋も近い
各階案内
バスタ新宿付近の地図