新聞スクラップはもう時代遅れだという意見を声にすることがあります。本当にそうでしょうか。実際に検証してみました。
新聞スクラップが時代遅れとする理由
新聞スクラップが時代遅れだとする見方の理由は、IT(情報技術)の進展に応じて、さまざまな情報が、さまざまな手法で入手できるようになったからでしょう。パソコンやスマホの検索窓に、知りたい、調べたいこと、あるいは、疑問に思ったことをキーワードとして入力すれば、その答えはずらりと並んで出てきます。
なかには、誤った情報もあるでしょうが、ほとんどの場合、需要に応じた答えが供給されます。
新聞スクラップは、新聞を読んで、重要な記事、面白いと思った記事を探し出し、切り抜いて、保存するという手間がかかります。こんな手間のわずらわしさと、簡単な情報入手が比較されて、新聞スクラップは、時代の潮流に対応していない、時代遅れのものとみられることになります。
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新聞スクラップが時代遅れではない理由
しかし、そうでしょうか。どんな情報が現在、社会の中で我々に提供されているのかを見ると、新聞スクラップが決して、時代遅れではないことがわかります。
新聞記事の信頼性の高さ
まず、新聞記事の信頼性の高さです。知りたいことをGoogleやヤフーなどで検索すると、答えの多くは、新聞記事になっています。特に、ニュースの場合は、ほとんどが新聞記事であり、この傾向が一層、顕著になります。
テレビでも、いろいろな新聞の記事を引用して、日本や世界のニュースを伝える番組があります。
新聞記事は、質が高く、正しいと見られているからです。新聞記者は、官公庁などの発表だけを記事にしているわけではありません。ひとつひとつの情報が正しいのかどうか、さまざまな情報源に接して、独自取材を繰り返し、情報の精度を上げていきます。締め切りという時間制限があるなかで、誤報がないように努め、重要情報を記事にしていきます。
もう一度、新聞記事の信頼性を考えてみると、新聞スクラップの重要性が浮き彫りになります。
優れた記事を集めて、読み返す効果
自分が興味を持つテーマはたくさんあるでしょう。ビジネスパーソンなら、仕事に直結する課題も出てくるはずです。そんなテーマや課題に関する新聞記事をこつこつと集め、繰り返し読み、そして、考えれば、情報を自分の人生の中で活かすことができます。
手間はかかりますが、その効果はとても大きいものがあります。
まとめ
いくつの分野で長く、新聞スクラップを続けていけば、専門性が高まり、独自の情報分析力を持つことができます。一冊の本を書くレベルにまで達するでしょう。
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