「とこしえ」は漢字でどう書く? 語源や意味は?

 結婚式などお祝いの場で、時々、「とこしえ」という言葉を耳にすることがあります。「とこしえ」は、漢字でどう書くのでしょうか。また、「とこしえ」の語源や意味はどうなっているのでしょうか。「とこしえ」についてまとめました。

「とこしえ」は漢字でどう書く?

 著書「美しい『大和言葉』の言いまわし」によると、 

「とこしえ」は、漢字で、

 永久
 常しえ
 長しえ

 などと書きます、

 祖先が長い歴史の中で生み出した大和言葉のひとつです。日常言葉では、「永遠」「永久」に当たります。

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「とこしえ」の語源や意味は?

 「とこしえ」の語源は、岩の上にあって不変の意味の「床石上(とこしえ)」です。

 床石は、どっしりとした大きな岩のことです。その床石の上にいるという安定さから、いつまでも変わらないという意味になります。

 前述の「美しい『大和言葉』の言いまわし」は、「とこしえ」について、「未来永劫変わることなく、長く久しく」という意味としています。

 また、他の国語辞典を調べると

 「いつまでも変わらないこと」(例解新国語辞典=三省堂)
 「ながく変わらないこと。いつまでも続くこと」(岩波国語辞典)
 「変わらず、いつまでも続くようす」(学研現代新国語辞典)

 などとなっています。

「とこしえ」は古語では、どんな表現?

 「とこしえ」は、古語では、「とこしへ」となっています。「とこしなへ」も同じです。

 とこしへに君もあへやもいさな取り海の浜藻の寄る時時を

 日本書紀では、こんなふうに、「とこしへ」が使われています。

 「最新全訳古語辞典」(東京書籍)によると、上記の短歌は、「いつも変わらないであなたに会えるものだろうか。海の浜藻が岸に)寄せる折々のようにまれにしか、お会いしていない」という訳になります。

 「いさな取り」は海にかかる枕詞です。

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まとめ

 「とこしえ」は、昔から生活の中で使われてきた言葉であることがわかります。時に使ってみたら、脈々と続いてきた言葉の豊かさを感じ取ることができます。

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