ウォーキングのすごい効果や意外なメリットとは? 初心者向けのやり方は?

 手軽に始められるウォーキングには驚くべき、すごい効果があります。また、意外なメリットもあります。そのすごい効果や意外なメリットとは、どんなものでしょうか。初心者向けのやり方も含めて、ウォーキングについてまとめました。

 まずは、自分のペースで歩く楽しみを知りましょう(トップの写真は、東京・文京区にある六義園の渡月橋です)。

ウォーキングのすごい効果や意外なメリットとは?

東京湾

ウォーキングのすごい効果とは?

 ウォーキングのすごい効果はたくさんあります。しかも、驚くべきものばかりです。

肥満防止

 歩くと、体内の脂肪が燃焼しますから、肥満を防止できます。また、足腰を使って筋肉が鍛えることで、基礎代謝が良くなります。

 カロリー消費が高まり、太りにくい体質になります。ウォーキングを継続すればするほど、その効果はさらに高まります。

運動不足解消

 運動不足に悩む人々が増えています。運動不足になると、健康を害したり、ストレスで心身のバランスを崩したりしますが、そんな運動不足解消の「切り札」になります。

生活習慣病の予防

 ウォーキングで、身体が温まり、血行が良くなります。血行促進によって、血液中のコレステロール値は低下、血糖値も抑制されますから、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病を予防することができます。

肺機能の強化 

 ウォーキングで、肺の筋肉が鍛えられ、肺の機能が強化されます。体内を酸素がスムーズに循環するようになり、息切れに悩むことがなくなります。強い肺はさらに、健康を促進してくれるでしょう。

骨粗しょう症の予防 

 ウォーキングで、骨が強化されます。高齢者は、カルシウム成分の低下で骨が弱くなり、骨粗しょう症に悩むこともあります。ウォーキングは、この病気を予防する働きもあります。

ウォーキングの意外なメリットとは?

 ウォーキングして体を動かすことで脳が活性化します。ウォーキングして、いいアイディアを思いついた経験をした方々も多いでしょう。

 また、ゆったりと、自分の好きなようにウォーキングすれば、日頃のストレスも吹っ飛んでしまいます。音楽を聴いたり、四季の景色を楽しんだりしながら歩けば、ウォーキングが趣味のようになります。日々、生きる活力がわいてきます。

 歩数にあまり、こだわることなく、自分のペースで歩くことが大切でしょう。ボケ防止にもなります。

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初心者向けのウォーキングのやり方は?

羽田空港

 両足の屈伸運動や足首回し、上体のひねりなどラジオ体操の内容で準備運動を十分したら、

 背筋を伸ばし、
 前方を見据えて、
 自分のペースで

 歩くことです。

 つま先で地面を蹴る感じで一歩を交互に踏み出し、かかとで着地します。

 普段より、少し大股で歩くと、歩行速度が上がって、運動効果が増します。肘が90度くらいに曲げる感覚で、しっかりと腕を前後に振ります。リズム感も重要です。

 歩いて20分くらいから、脂肪が燃焼されますので、1日20分くらいから、ウォーキングを始めるのもいいでしょう。ただ、あくまでも、体力には個人差があり、20分にこだわる必要もありません。

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ウォーキングの注意点

浅草酉の市

 頑張り過ぎるのは逆効果です。自分の体調に合わせ、その日の目標歩数を歩きます。少しずつ、歩数を増やしていくと、心肺機能も次第に強化され、ウォーキングのメリットを享受することができるようになるでしょう。

 ウォーキング中は、脱水症状にならないよう、水分はこまめに補給することが大切です。汗もその都度、拭き取ります。汗をそのままにしておくと、風邪をひきやすくなりますので注意しましょう。

 帰宅したら、風呂に入るなどして、筋肉をほぐすなど体のケアに心がけます。

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ウォーキングの人気の理由

多摩川河川敷の樹木

 いつでも、どこでも、誰でも始めることが出来る気軽さが、一番の理由でしょう。年齢や性別も関係ありません。若い人は若い人なりのペースで、高齢者は自らの体調、健康状態と相談しながら、歩くことができます。

 ウォーキングの距離、時間もその人に合わせることが可能です。1人1人が、自分に最適のウォーキング・プログラムを組めばいいでしょう。

 お金がかからいないのも、いい点です。Tシャツにウォーキングシューズ、帽子、サングラスなどがウォーキングに必要になりますが、高価なものでなくてもかまいません。もちろん、普段の服装でだって、歩くことができます。

 運動というと、初めの一歩が難しいですが、ウォーキングなら、一番軽い運動から、始めることもできます。膝への負担も大きくはありません。シニア世代を中心に人気があるのも、上述した様々な理由が背景にあります。

歩く楽しみを知る

 著書「歩くとなぜいいか?」(PHP文庫)の中で、著者の大島清・医学博士は、「この本でまず明らかにしたいのは、歩くことの楽しさだ。そして楽しく歩くことで結果として、健康になり、ダイエット効果が得られ、精神の明るさを取り戻し、食欲が増して食事が楽しくなるし、心の風景が豊かになる」と書いています。

 楽しく歩くことがまず、大切ということでしょう。

 大島博士はさらに、「まず『ダイエットありき』、あるいは『生活習慣病予防ありき』でなく、まず『歩く楽しみ』があり、その結果としてダイエットになり、長生きでき、脳年齢が若くなり、ボケ防止になり、生活習慣病の予防になり、がんとも闘えるし、気持ちが強くなる。こういうふうに考えれば、自然に歩くことが長続きする」と、かみ砕いて、解説してくれています。

歩くとなぜいいか? (PHP文庫) [ 大島清 ]
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まとめ

神田祭

 大島博士は、鎌倉の山の中に住んでいますが、藤沢や大船などの街へも歩いて買い出しに行くそうです。リュックいっぱい海の幸や野菜を入れて帰ってくるといい、「散歩でもあり、ハイキングでもあり、時に出漁する漁師の気分」なのだそうです。

 歩くことの、大きな勧めとなるでしょう。

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