米大リーグの２０２２年シーズンは１０月５日（日本時間１０月６日）、全日程を終了しました。投打の二刀流で活躍したエンゼルスの大谷翔平選手（２８）が２０２１年シーズンに続いて、アメリカン・リーグMVP（最優秀選手）を獲得するか大いに注目されています。
大谷翔平選手がアメリカン・リーグMVPを獲得する確率はどのくらいでしょうか。また、MVPの発表はいつで、賞金はどのくらいでしょか。大谷翔平選手のMVP獲得についてまとめました。
大谷翔平選手がMVPを獲得する確率は？
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— Los Angeles Angels (@Angels) October 5, 2022
まず、大谷翔平選手の活躍をチェックしてみましょう。大谷翔平選手は２０２２年シーズンも、２０２１年に獲得したMVP通り、メジャートップクラスの成績を残しました。以下が、投打の主な成績です。
投手 勝敗 １５勝９敗（１５勝はアメリカン・リーグ４位）
防御率 ２．３３（アメリカン・リーグ４位）
奪三振率 １１．８７（アメリカン・リーグ１位）
奪三振数 ２１９（アメリカン・リーグ３位）
WHIP １．０１（アメリカン・リーグ５位）
打者 打率 ２割７分３厘（アメリカン・リーグ２５位）
本塁打 ３４ （アメリカン・リーグ４位）
打点 ９５ （アメリカン・リーグ７位）
長打数 ７０ （アメリカン・リーグ３位）
申告敬遠 １４ （アメリカン・リーグ３位）
この中で、２桁勝利、２桁本塁打は、１９１８年のベーブ・ルース以来、１０４年ぶりの記録となりました。１００年以上、誰もが達成できなかった記録です。また、
１０勝、３０本塁打
２００奪三振、３０本塁打
はいずれも、大リーグで初の記録となりました。
すごい記録を達成したと言えるでしょう。
では、大谷翔平選手がMVPを獲得する確率はどうでしょうか。その確率を占ううえで、米メディア「ジ・アスレチック」が１０月４日（日本時間５日）に発表したアンケートが参考になります。
このアンケートは、３０人以上の記者に聞いたもので、
１位は、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手（３０）で、得票率は８７．９％
２位は、大谷翔平選手で、得票率は１２．１％
でした。
アメリカン・リーグMVPは２０２２年シーズンの終盤になって、
ジャッジ選手
大谷翔平選手
の２選手で争われてきましたが、このアンケートでは、予想以上に、ジャッジ選手がリードしていることがわかりました。多くの記者も、「ジャッジ有利」を語っています。
ジャッジ選手が、アメリカンリーグ最高の６２本塁打を打ったのをはじめ、
１３１打点とともに、２冠に輝いたことが大きく評価されたものとみられています。
打率も３割１分１厘で、ルイス・アラエス選手（ツインズ）の３割１分６厘に次いで２位でした。もう少しで三冠に輝くところでした。
MVP発表はいつで、賞金は？
18-game hit streak for this guy ⬇️#GoHalos pic.twitter.com/NELiZKHAKA
— Los Angeles Angels (@Angels) October 4, 2022
アメリカン・リーグMVPの発表は、１１月中旬です。
全米野球協会から指名されたア・リーグ１５球団の担当記者３０人が投票を行い、ア・リーグMVPを決めます。
１人の記者が、ア・リーグMVPにふさわしい選手を１位から１０位まで連記します。
１位が１４点
２位が ９点
３位が ８点
４位が ７点
５位が ６点
６位が ５点
７位が ４点
８位が ３点
９位が ２点
１０位が １点
の得点を獲得し、総合得点で最も高い選手がア・リーグMVPに輝きます。
ただ、ア・リーグMVPの賞金はありません。ナ・リーグMVPも同様に、０です。選手は、球団と契約を結ぶ際、MVPを獲得した時の賞金（インセンティブ）を盛り込むことも多く、その賞金でまかなわれる形になります。
大谷翔平 フィギュア インポート・ドラゴン 2018 MLB リミテッドエディション 3600体限定生産 （エンゼルス/ホワイト） / Shohei Ohtani Imports Dragon
まとめ
Our mom wants to know if you want to come over for a sweepover 🛏#GoHalos pic.twitter.com/LlE1iI6B75
— Los Angeles Angels (@Angels) September 30, 2022
大谷翔平のエンゼルスの同僚で、かつてア・リーグMVPを獲得したトラウト選手は、「大谷選手は昨年、大活躍したからこそ、多くの人々が今季の大谷選手の凄さを見落としている」と語り、大谷選手をもっと評価すべきとのコメントをしています。
今や、米大リーグの歴史を次々に塗り変えている大谷翔平選手の活躍を的確に指摘したものと言えるでしょう。
特に、２桁勝利、２桁本塁打は、１９１８年のベーブ・ルース以来、１世紀ぶりの記録であり、もっと大きく評価されていいでしょう。
ジャッジ選手が優位に立っていますが、大谷翔平選手が最後の試合で、規定打席、規定投球回を達成したことで、ジャッジ選手との差が狭まってきたとの見方も強まっています。
MVP争いから目が離せません。
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