神輿渡御と燃え上がる大松明が迫力満点の吉田の火祭りが2024年も行われます。北口本宮富士浅間神社と諏訪神社のお祭りで、夏の富士山の山じまいを行うものです。日本三大奇祭のひとつともされる吉田の火祭り2024年の日程や場所、見どころはどうなっているのでしょうか。吉田の火祭りの由来や歴史についても解説します。
吉田の火祭り2024年の日程や場所、見どころは?
吉田の火祭り2024年の日程は?
吉田の火祭りは毎年8月26日、8月27日に行われています。
2024年は、
8月26日が月曜日
8月27日が火曜日
になります。
吉田の火祭り2024年の場所は?
吉田の火祭り2024年の場所は、
北口本宮富士浅間神社
諏訪神社
となります。
どちらの神社も富士吉田市上吉田地区にあります。
週刊朝日百科 日本の祭り No.12 おわら風の盆 田立花馬祭り 吉田の火祭り
吉田の火祭り2024年の見どころは?
吉田の火祭り2024年の見どころは、8月26日、8月27日、以下のようになっています。
8月26日
浅間神社で本殿祭、諏訪神社で諏訪神社祭が行われた後、午後5時から、「お明神さん」と呼ばれる明神型の神輿と、「お山さん」と呼ばれる富士山型の神輿の2基が上吉田地区を渡御します。
この2基の神輿が、上吉田コミュニティーセンターに設けられた「御旅所(おたびじょ)」に到着・奉安されると、午後6時30分ころから、斉に、高さ3メートルの筍形の大松明約90本に点火されます。大松明は約2キロにわたる沿道にあり、空に向けて、燃え上がります。
沿道の南方向には、富士山がそびえ、大松明の火が富士山とコントラスを奏でます。火の勢い、力強さが印象に残ります。
8月27日
2基の神輿は午後2時、「御旅所」を出発、上吉田地区を渡御し、浅間神社に還御(かんぎょ)します。氏子や参詣者が「すすきの玉串」を手に、2基の後について、境内の高天原(たかまがはら)を回ります。「すすき祭り」とも呼ばれる由縁です。
吉田の火祭り2024年の由来や歴史は?
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吉田の火祭り2022 ⑥
\まだまだ燃えてます🔥
⚠️火の粉にお気をつけ下さい#富士吉田 #吉田の火祭り8月26日 pic.twitter.com/QvZ0bu8gJI— 富士吉田市観光案内所 Fujiyoshida Tourist Information Center (@FujiyoshidaTIS) August 26, 2022
浅間神社の祭神である木花開夜姫が火が燃え盛る中で、無事、子供を出産した故事による、との説が由来として有力になっています。この時、富士山の噴火が収まったといい、これを祝って、16世紀後期の元亀・天正年間に始まったとされています。400年以上の歴史があります。
現在、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
日本の祭り大図鑑(2) みたい!しりたい!しらべたい! 先祖とともにすごす祭り [ 松尾恒一 ]
吉田の火祭り2024年へのアクセス
吉田の火祭りなう🔥
(*δ0δ)v ィエーイ☆🎶富士山鎮火祭⛩ pic.twitter.com/AqX6eFuh6e
— ♣️𝐙𝐨𝐫𝐨🍀𝐙𝟗𝟎𝟎𝐑𝐒🏁💨 (@ZoroZ900rs) August 26, 2022
東京方面から
電車の場合
JR中央線を経由して、富士急行線の富士山駅で下車。
バスの場合
新宿高速バスターミナルや東京駅八重洲北口から富士山駅行きのバスが運行されています。
車の場合
中央自動車道の河口湖ICを経由して富士山駅へ。
関西、中京方面から
電車の場合
JR三島駅へ、三島駅南口からバスで富士山駅へ。
バスの場合
京都駅八条口、大阪駅前、名古屋名鉄バスセンターから富士山駅行きのバスが運行されています。
車の場合
東名高速、国道137号線を経由して、富士五湖道路の富士吉田ICで下車。富士山駅へ。
まとめ
富士山の夏山シーズンの終わりを告げる「吉田の火祭り」が26日、山梨県富士吉田市で行わた。初めて見ました。
「吉田の火祭り」は、江戸時代から続く伝統行事で、日本三奇祭の一つにも数えられています。
110本の松明に次々に火がつけられる様は壮観でした。富士浅間神社にもお詣りしました♪♪♪ pic.twitter.com/dbXtNSKnSJ— 三潴末雄 (@mizumaart) August 28, 2023
吉田の火祭りは、
なまはげ紫灯祭(秋田県男鹿市)
御柱祭(長野県諏訪市)
と並んで、日本三大奇祭のひとつとされています。いずれもユニークな祭りです。神輿渡御と大松明が迫力満点の吉田の火祭りの魅力をぜひ、探りましょう。
また、日本三大奇祭は以下のような組み合わせもあります。
島田大祭帯祭(静岡県)
はだか祭り(岡山県)
黒石寺蘇民祭(岩手県)
吉良川の御田祭(高知県)
裸押合大祭(新潟県)
鍋冠祭(滋賀県)
大きく異なる組み合わせです。どの祭りが奇祭かを決めるのはとてもむずかしいということでしょう。逆に言えば、それだけ、ユニークな祭りが日本には多く存在することがわかります。ひとつひとつ、その祭りの魅力を知りたくなります。
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