立って仕事をするメリットは? 集中力アップで効果を上げた人物は? ヘミングウェイの仕事現場も見る

 机(デスク)で仕事をこなす人はたくさんいますが、中には、立って仕事をする人もいます。立って仕事をするメリットは何でしょうか。また、立って仕事をし、集中力アップで効果を上げたことで知られる人物は誰でしょうか。立って仕事をする、についてまとめました(トップの写真は、ハバナのホテル・ムンボス・アンデスにあるヘミングウェイのかつての仕事部屋です)。

立って仕事をするメリットは?

 立って仕事をするメリットはいくつかあります。

 姿勢が良くなる
 猫背でなくなり、腰痛や肩こりが緩和される
 集中力アップで作業効率が上がる

 などです。

 肉体的に健康的になるのは多くの方がイメージできるでしょう。

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集中力アップで効果を上げた人物は?


 
 では、立って仕事をし、集中力アップで効果を上げたことで知られる人物は誰でしょうか。

 イタリア・ルネッサンス期の芸術家のレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年-1519年)と、米国の文豪であるアーネスト・ヘミングウェイ(1899年-1961年)です。2人とも、立って仕事をしたことで知られています。

 立って仕事をすることで、集中力と緊張感を保ち、仕事の効率を上げたと言われています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

 レオナルド・ダ・ヴィンチは、集中力を最も大切にしたそうです。座ったままで仕事をすると、すぐに集中力が低下することに気づき、立って仕事をすることにしたと言います。脳を常に活性化させることを重視していいました。

 肖像画の「モナ・リザ」をはじめ、音楽、科学、数学、工学など多彩な分野で偉業を成し遂げた原動力が、この、立って仕事をすることにあったことがわかります。

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アーネスト・ヘミングウェイ

 ヘミングウェイも、同じでした。キューバ・ハバナのホテル・ムンボス・アンデスの一室にある仕事部屋は、

 ベッド
 洗面室
 仕事用のタイプライター、
 趣味の釣竿

 が置かれただけの簡素なものでしたが、ここで、朝、起きると、立ちながら、タイプライターで文字を打ち、小説を書いたと言われています。海も近いですから、疲れた時は、海を眺めてリラックスしたかもしれません。

 ヘミングウェイは米国シカゴ生まれですが、パリやマドリッド、ハバナなど世界各地を歩き、釣りをしたり、散策を楽しんだりしました。ヘミングウェイの場合は、立って仕事をすることに加えて、旺盛な行動が、多くの名作を生んだ要因となったのでしょう。

老人と海 (新潮文庫) [ アーネスト・ヘミングウェイ ]

偉人にならう

 偉人にならって、時々、立って仕事をするといいでしょう。机、あるいは、胸の位置にある棚の上に、書類を置き、作業をします。新聞を読むのであれば、一面が一度に俯瞰できて、情報が頭に入ってきます。

 作業で行き詰まった時は、室内をしばし歩き、思考をしたらいいでしょう。なぜか、こんな時に、いいアイディアが浮かぶことが多くあります。立って仕事をする。そして、考える。一連の動きが効果を挙げているのでしょう。

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まとめ

 ただ、立って仕事をすることには、デメリットもあります。立ちっぱなしで、疲労がたまってしまうことです。立って仕事をすることのメリット、デメリットのバランスを取ることが大切になってきます。

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