一番大切にしたい時差ボケ解消法とは? 原因、症状、対策を網羅してみるとわかる

 年々、海外旅行に出かける人が増えています。海外で快適に過ごすために、時差ボケにならないようにしたいものです。一番大切にしたい時差ボケ解消法とは何でしょうか。時差ボケの原因、症状、対策を網羅すると、わかってきます。海外旅行を大いに満喫しましょう。

 早速、時差ボケの原因からみていきましょう。

 【時差ボケの原因】

 時差ボケは、生活のリズムが狂うことによって起こります。

 私たちは朝、起きたら、一定のリズムで生活をしています。朝、昼、晩の食事を取り、仕事や家事などをします。運動をしたり、余暇を過ごしたりすることもあるでしょう。

 これが、「体内時計」とも言われるものですが、海外旅行で、日本との時差がある場所に行くと、このリズムが大きく変化し、体調が崩れることになります。

 朝から夜にかけて暮らしていた生活が海外に行くことで、突然、夜から朝に向けて暮らすことになることを想像すると、その困難さがわかります。ただ、時差ボケは一時的なもので、時間の経過とともに、身体も徐々に旅行先の時間に対応できるようになっていきます。

 【時差ボケの症状】

 時差ボケは個人によって大きく異なりますが、頭痛、不眠、食欲不振、だるさなどの症状が現れます。

 日本との時差が大きい地域ほど、時差ボケに苦しむケースが多くなっています。日本との時差が19時間のハワイは、時差ボケになりやすい地域の一つです。また、日本から米国へ向かうなど、東へ行くほど、時差ボケが激しくなるとされています。

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【時差ボケの対策】

 では、時差ボケ対策を紹介しましょう。

 ◇飛行機の中での時差ボケ調整

 ・時計を現地時間に変更

 旅行先に向かう飛行機の機中が最も効果がある時差ボケ対策になります。まず、飛行機に搭乗し、自分の席に座ったら、即時に、腕時計の時間を旅行先の時間に変更しましょう。旅行先の時間に合わせて、自らの身体を慣らしていきます。

 旅行先の時間を意識して、機中での時間を過ごします。旅行先が朝だったら朝を、夜だったら夜を頭で描きながら、機内で過ごします。

 ・食事をしっかり食べる 

 食事は、旅行先の時間に合わせて出されますので、しっかり食べることです。食事のメニューを楽しむことはもちろんですが、ゆったりリラックスしながら食べることで、身心ともに休めることもできます。食は生活のリズムを整えるのに大きな役割を果たしています。

 ・睡眠を旅行先時間に合わせて取る

 旅行先の時間に合わせて、睡眠を取ることも大切です。搭乗後、食事をしたら少し眠り、疲れを取ります。ただし、寝過ぎは良くないでしょう。旅行先に到着してから、眠れなくなり、かえって、体調を崩してしまうことになります。

 あくまでも、1日の疲れを取ることで、その後、起きたら、旅行先の時間を想定して時間を過ごすことが望ましいと言えます。

 ジェット音や搭乗客の会話など機内は多くの音が混ざっていますので、耳栓やアイマスクを利用するのも上質な睡眠を取るうえで効果的です。映画は、脳の活性化を促すため、見過ぎは、睡眠に悪影響を及ぼします。
 
 ・水分補給もこまめに

 水分補給にも気を配りたいものです。機内は空気が乾燥しますので、こまめに水分を摂ります。脱水症状になると、時差ボケを重くしますので、注意が必要です。アルコールは機内の気圧が低いため、酔いが進みます。そのうえ、脱水症状にもなりかねないため、飲み過ぎはよくありません。

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 ◇旅行先での時差ボケ対策

 ・太陽の光を浴びる

 到着時間にもよりますが、太陽の光を十分に浴びることを心がけます。体内時計は、太陽光で調整されており、旅行先の時間に合わせて生活するリズムを作ってくれます。

 朝、到着して、眠たい時は無理をせず、短時間、睡眠を取ります。そして、ホテルの部屋のカーテンを開けて、太陽の光を浴びるようにします。睡眠と太陽光が徐々に、旅行先の時間に合わせてくれます。

 ・消化のいい物を食べる

 食事はまず、消化のいいものを取るようにすることが重要です。消化が悪いと、体調を崩し、時差ボケ調整に時間がかかってしまいます。食事は海外旅行の楽しみの一つです。消化のいい食事でまず、胃腸を調えれば、旅行先の食事を思う存分、味わうことができます。美味しい食事が、海外旅行のいい思い出になってくれるはずです。

 また、肉類を積極的に摂ることも効果的です。肉類には、アミノ酸の一種であるトリプトファンという物質が豊富に含まれており、この物質は、睡眠物質のメラトニンを作ってくれます。よく眠れる環境ができてきます。

 ・適度の運動をする

 適度に運動することも大切です。ラジオ体操や腹筋などの簡単な運動をすれば、身体が疲れ、睡眠を取ることができます。街中の散策も、観光できて、適度の疲労感も得られて効果的です。

 ◇飛行機搭乗前の時差ボケ対策

 基本的には、飛行機に乗ったら、時差ボケ対策を講じればいいと思いますが、日本出発の数日前から、旅行先の時間に合わせて、生活の一部を変えていくのもいいでしょう。

 時差がありますから、すべてを旅行先の時間にすることには無理がありますが、海外旅行に向けて、「体内時計」を調整しようとする意識を高めることもできます。前日から少し寝不足気味にしておけば、飛行機に乗ったら、睡眠が取りやすい状態にもなります。

 【まとめ】

 さて、こうして、時差ボケの原因、症状、対策をみてきましたが、一番、大切にしたい時差ボケ解消法は何でしょうか。それは、ずばり、こまめな睡眠です。この記事の随所に、それらの睡眠が出てきます。

 私も会社員時代、仕事でよく海外出張をしました。日本時間に合わせて仕事をしていましたので、お勧めの方法とは逆に、腕時計は旅行先の時間に変更せず、日本時間のままにしていましたが、心掛けていたのは、睡眠を十分に取るということでした。

 眠くなったら、可能な限り、睡眠を取るようにしていました。仕事が終わった夜なら、十分に睡眠を取ることができましたが、仕事時間中の昼間でも眠くなったら、短時間でも眠るようにしていました。5分間でも、目を閉じて睡眠を取りました。

 こまめな睡眠はとても効果的でした。睡眠は、頭脳をクリアにするだけでなく、旅行先の時間に合わせ、体調を整えてくれました。

 一番大切にしたい時差ボケ解消法は、こまめな睡眠になるのではないかと思っています。

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